ジェイミー・フォックスの投稿でジェニファー・アニストンも釈明
事の発端はジェイミー・フォックスがインスタグラムに投稿した、「彼らはイエスという名前の男を殺した。そんな彼らは君たちにどんなことをすると思う?#fakefrineds(偽物の友達) #fakelove(偽物の愛)」という文面。
黒人コミュニティの教会などでは“イエスを殺した人たち=人間”という文脈で使われるのだが、歴史的にイエス・キリストを殺した人という情報がユダヤ人差別に使われてきたため、この投稿はユダヤ系ニュースサイトのA Wider Frameにも取り上げられ、「イエスの死に責任があるのはユダヤ人だという主張は恐ろしいほど反ユダヤ主義的だ」と批判されることに。米ツイッター(X)ではジェイミー・フォックスの名前が一時トレンド1位になるほど炎上した。
また、A Wider Frameが使用したジェイミーの投稿のスクリーンショットで投稿を“いいね!”していることが見えるジェニファー・アニストンが即コメントを発表。インスタグラムのストーリーズに「本当に気分が悪くなります」「私はいかなる反ユダヤ主義も支持しませんし、いかなる種類の憎しみも容認しません」とジェイミーを批判するようなコメントを投稿。「いいね!を押したのは、意図的でも偶然でもありません」と、いいね!を押したことを否定した。
騒動のさなか、自身の投稿が与えた大きな誤解と悪影響に気づいたジェイミーは元の投稿を削除。新たな投稿でこう謝罪した。「ユダヤ人コミュニティと私の投稿で気分を害した全ての人に心から謝罪したいと思います。今になって私の言葉の選択ミスで多くの人を傷つけてしまった事に気付きました。申し訳ありませんでした。あの投稿は私の本当に言いたかったことではないのです。あの文面に関してはっきりさせておくと、私は最近、偽の友人に裏切られました。その偽の友人の事をあの投稿で『彼ら』と言っただけで、それ以上の意味はありません。私の心の中にあるのは皆さんへの愛だけです。私はユダヤ系コミュニティを愛していますし支持しています。気分を害された方には心から謝罪します」。
このジェイミーの謝罪投稿は記事執筆時点で13万件以上の「いいね!」を獲得し、2万1000件以上のコメントが付いている。ジェイミーを擁護する人もいれば非難する人もいるが、黒人コミュニティからは「黒人だったらこの意味は分かる」「自分たちの教会でキリストを殺した人と言えば人間という意味」というコメントが多く届いており、それに合わせて、共演経験のあるジェイミーの言い分を聞かずに批判口調の投稿をしたジェニファーを叩く声が同コミュニティから挙がっている。