弟アレックスと共にジンのブランドを立ち上げたエマ・ワトソン
今夏より、2歳年下の弟で、飲料業界に勤務していた経験を持つアレックス・ワトソンと共にジンのブランド「Renais Gin(ルネス・ジン)」を立ち上げた俳優のエマ・ワトソン。彼女らしくカーボンニュートラル製品となっているこの「ルネス・ジン」は、幼少期に仏・シャブリにある父親が運営していたワイン用のブドウ農場を訪れていた経験にインスピレーションを得て立ち上げられた。
今年4月に33歳の誕生日を迎えた際に弟と共同設立したブランドの存在に触れていたエマは、「私にとって、ルネスは家族のプロジェクトです。シャブリ地方が子どもの頃の特別な記憶を思い出させてくれるというだけでなく、弟であるアレックスと一緒に何かを創る機会があるというのが本当に嬉しいです」と、その後の正式な立ち上げ時に声明で述べている。「これは私にとっての情熱であり、できる限りチャレンジを続けていきたいと思っています」。
お互いの「趣味が一周した」とエマ・ワトソン
家族での思い出にインスピレーションを得て共同でブランドを立ち上げるなど、きょうだいの絆の深さが伺える2人だが、エマによれば、弟アレックスと最近になってさらに絆が深まった一つに、「音楽」という共通の趣味があったという。
今回、エマたちはルネスとしてスポティファイにプレイリストを公開。これは、お互いが好きな音楽を詰め込んだものになっているといい、プレイリストを共有することにした経緯について、「この数年の間にアレックスと私が繋がることのできた多くのことの一つが音楽だった」とした上で、エマはインスタグラムに次のように綴った。
「それは必ずしも簡単なことではなかった。学校へ送ってもらう道中でスパイス・ガールズとオフスプリングが激しく衝突していた時期もあった(どっちがどっちか分かるよね)。アレックスは今もエマ・バントン(※)こそが私たちの世代を代表する女性歌手だって確信しているの」
※スパイス・ガールズのメンバーで、“ベイビー・スパイス”の愛称で知られる。
幼少期には趣味の違いがあったという2人だったが、最近では音楽の趣味が一致するようになり、一緒に音楽の話をするのが何よりも楽しみだという。「だけど、時を経て、幸運にも私たちの趣味が一周したみたい。今では、一緒にディナーを作りながら最近は何を聴いているかをシェアすることほど、幸せになれることはない」とエマは続けた。
スポティファイで公開されたプレイリストには、ケイシー・マスグレイヴスやテーム・インパラ、ティナ・ターナー、ヴァンパイア・ウィークエンドなど、幅広いアーティストの楽曲が30曲収録されている。「私たちは、みんなにも招待状を送ったらどうかって思ったの。ルネスのSpotifyプレイリストへようこそ! 楽しんでもらえるといいな。もし、私たちが見落としていると思うものがあったら、コメント欄で教えて」とエマはインスタグラムに綴った。