映画『君たちはどう生きるか』で引退すると国内外で囁かれていた宮崎駿監督がすでに次回作の制作に取り掛かっているという報道を受けて、海外の著名人からも喜びの反応が届いている。(フロントロウ編集部)
アカデミー賞受賞監督もリアクション
約10年ぶりの長編映画『君たちはどう生きるか』を2023年7月に日本公開した、スタジオジブリの宮崎駿監督。本作は監督の引退作品として受け取られていたが、監督がすでに会社で次回作のアイディアを練っていることを、スタジオジブリの西岡純一氏がカナダ時間9月7日に開催された第48回トロント国際映画祭で告白。“宮崎監督は今作で引退しない”と海外でも大きく報じられることとなった。
すると、イタリア発の人気ロックバンド、マネスキンのヴォーカルであるダミアーノ・ダヴィドは、「宮崎駿は引退しないと報道」という記事を自身の公式インスタグラムのストーリーズに投稿。日本のアニメ好きで、2022年に来日した際には『BEASTARS』の板垣巴留氏にイラストを描き下ろしてもらい喜んでいただけに、日本を代表するアニメーターの引退しない宣言がよほど嬉しかったよう。
さらに、2017年の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督は、宮崎監督の引退を否定する報道をX(旧ツイッター)で引用投稿し、『君たちはどう生きるか』について、「彼の引退作ではなく最新作を喜びとともに観るつもりだ」と綴った。