人種差別的な発言をした人物の名前を暴露本に誤って記載
新たに発売されたイギリス王室の暴露本『Endgame(原題)』のオランダ語版に、ヘンリー王子とメーガン妃の子どもの肌の色に対する懸念を口にした人物の名前が誤って記載されていたことがわかった。
現地の出版社はオランダ語の翻訳にミスがあったとして、本の販売を一時中止すると発表した。オランダ語版にどういった経緯で名前が載ったのかは不明。米Peopleによると、英語版には名前は記載されておらず、本の著者であるオミッド・スコビー氏は、オリジナルの原稿では当事者の名前を明らかにしていないと自身の関与を否定している。
フロントロウでお伝えしたが、2021年3月にアメリカで放送された特別番組『Oprah with Meghan and Harry(原題)』で、メーガン妃が「彼(アーチー王子)が生まれてきたときの肌の色を懸念する声や会話がありました」と告白。司会者のオプラ・ウィンフリーが「なんですって?」と驚いたように聞き返すと、メーガン妃は少々考えたあと「(仮に肌の色が濃かった場合)それが一体何を意味して、どのようなことが起き得るかといったことです」と答えた。ただし、そのことを議題に挙げた人物の名前を明かすことは、王室に多大なダメージを与えることになるとして口をつぐんだ。
ちなみに、これまで人種差別的な発言をした人物は1人だと思われていたが、『Endgame』では“2人”いたとされている。
なお、著者のスコビー氏はメーガン妃とプライベートで親しい関係にあることから、一部でヘンリー王子とメーガン妃が本のネタ元なのではないかと疑う声もある。実際、『Endgame』はヘンリー王子とメーガン妃のこれまでの主張を後押しするような内容となっているが、果たして。