ビリー・アイリッシュがLGBTQ+であることをカミングアウト
楽曲「Bad Guy」が大ヒットし、2020年のグラミー賞で主要部門4冠を制覇したビリー・アイリッシュは、先日Varietyのインタビューで「私は人生の中で、友人、家族など、女性と深いつながりがあります。肉体的にも惹かれています。でも、彼女たちの美しさや存在感には、萎縮してしまうのです」とコメント。
さらに自身の性自認についても「正直に言うと、私は女性だと感じたことがない。魅力的だと感じたことがないんです。そして女性らしさということも感じたことがない。自分がかわいい女の子だと自分自身に言い聞かせないといけないんです。私は 『she/her(※)』だと自認しているけれど、本当に女の子だと感じたことは一度もありません」と語った。
※プロナウン/ジェンダー代名詞。
一連の発言が「ビリーがカミングアウトした」としてファンの間で話題になるなか、Variety Hitmakersというイベントに参加したビリーが、この話題に再び触れた。
Billie Eilish opens up about coming out in her Variety cover story: "I didn't realize people didn't know!" | Variety Hitmakers presented by @sonyelectronics https://t.co/xxmgD0zs3Y pic.twitter.com/uDDbCk6tgp
— Variety (@Variety) December 2, 2023
ビリーは「(カミングアウトした)つもりはなかったんです。私としては、『もともと明らかじゃなかった?』って感じでした。みんなが知らないとは思ってなかったから」と話すと、「私はただ、『私たちはただ存在するだけじゃダメ?』って思っています。私はずっとこうで、ただこれまで言葉にしなかっただけ。でもあの記事を見て、『ああ、私は今日カミングアウトしたんだな』って思いました。オッケー、いいよ。みんな知らなかったようだから、ついに知ってもらえてよかった。嬉しいです」と、正式にカミングアウトしたことを認めた。
ビリーはインタビュー中も「このことについて話すのは緊張します」と時折照れ笑いを浮かべながら、「私は女の子が好きです」と明言した。