オックスフォード大学出版局の“今年の単語”に選出された「Rizz(リズ)」。認知度がアップしたきっかけはトム・ホランド!?(フロントロウ編集部)

「Rizz」が2023年の単語に選ばれる

 オックスフォード大学出版局が2023年の単語に「Rizz(リズ)」を選出した。「Rizz」は「魅力」や「人を惹きつける力」、「恋愛や性的なパートナーを惹きつける能力」という意味のスラングで、「Charisma(カリスマ)」に由来している。

画像1: 「Rizz」が2023年の単語に選ばれる

 「Rizz」は動詞としても使用でき、最も一般的なのは「Rizz up」というフレーズで、意味は、「(人を)惹きつける、誘惑する、モーションをかける」。また、 「Rizz」を持っている人のことを「Rizzler」と呼ぶそう。

 オックスフォード辞典によると、「Rizz」の使用頻度は今年に入ってから急増し、スパイダーマン役で知られる俳優のトム・ホランドが米BuzzFeedのインタビューで使用したことで認知度がさらにアップしたという。

画像2: 「Rizz」が2023年の単語に選ばれる

 このインタビューで、トムは映画『スパイダーマン』シリーズでの共演をきっかけに交際をスタートさせたゼンデイヤとの関係について、「幸せだし、愛し合っている」から「Rizz(リズ)は必要ない」とコメント。また、「僕にはまったくRizz(リズ)がない」とも語った。

 ちなみに、“今年の単語”に選ばれたのは「Rizz」だが、「Prompt(プロンプト)」や「Situationship(シチュエーションシップ)」、「Swiftie(スウィフティー)」といった単語も候補に挙がっていた。

 オックスフォード辞典は、「Prompt」をAIとの関連性を考慮して、「人工知能プログラムやアルゴリズムなどに与えられる命令で、生成するコンテンツを決定したり影響を与えたりするもの」と定義している。「Situationship」は、「Situation(状況)」と「Relationship(関係)」を組み合わせたもので、「正式ではない、または確立されていない恋愛関係または性的関係」を指す。「Swiftie」は、シンガーのテイラー・スウィフトの熱狂的なファンのことである。

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