2024年はどんなメイクが流行る?
SNSの影響もあり、新たなメイクトレンドが生まれる頻度が多くなっている昨今。2023年は、バレエからインスパイアされた「バレエコア」をはじめ、90年代ロックスター風の「グランジメイク」、ふんわり柔らかな印象の「ラテメイク」などさまざまなビューティトレンドが誕生した。
そんなメイクトレンドに詳しいのがメイクのプロであるメイクアップアーティストたち。SNSの影響力が強まった今でもプロたちが毎年明かすトレンド予想の的中率は高く、注目度が落ちることはない。
メイクアップアーティストが明かした、2024年のトレンドメイクをご紹介。
ソフトグランジメイク
2024年にトレンド入りが確実視されているのが、2023年からトレンドが続く「グランジメイク」を進化させた「ソフトグランジメイク」。
「ソフトグランジメイク」は、スモーキーな目元や細眉、ダークなリップなどが特徴である90年代ロックスター風の「グランジメイク」を、ちょっぴり柔らかく、そして今っぽくアップデートさせたメイクのこと。
メイクアップアーティストのジョーダン・プラスは「ソフトグランジメイク」のポイントについて、「目元を囲むぼかしたアイラインやスモーキーなグラデアイ、リップラインを強調したリップメイクを取り入れながら、使用するカラーをパステルカラーなどの柔らかいカラーにするのがソフトグランジメイクの特徴です」と米Real simpleで説明。
ブラックやグレー、ブラウンのアイシャドウの代わりにブルー系のカラーをチョイスしたり、バイオレットやブラウン、ブラックなどのダークなリップカラーの代わりにシアーピーチやライトベリー、ピンク系のリップでグラデリップをつくったりすることで、今っぽい「ソフトグランジメイク」が完成するそう。
ワントーンメイク
統一感のあるカラーを使ったワントーンメイクも、多くのメイクアップアーティストが共通してトレンド入りを予想しているメイク。
メイクアップアーティストのベック・ワイナーは、「2023年にトレンド入りしたラテメイクやストロベリーガールメイク、パンプキンスパイスメイクはすべて単色を使ったワントーンメイクです。ワントーンメイクに注目が集まるこの流れは、2024年も続くでしょう」と米The zoe reportで予想した。
このトレンドによって人気が高まりそうなのが、マルチタスクなカラーコスメ。リップやチークとして使えるマルチスティックや、リップやアイシャドウとしても使えるクリームチークなどのコスメは、2024年より増えていきそうだという。
ピーチファズメイク
すでにTikTokなどのSNSで注目を集め、メイクのプロたちもトレンド入りを予想しているのが、「ピーチファズメイク」というメイク。
「ピーチファズメイク」とは、世界共通の色見本を作っているPantone社が2024年のトレンドカラーに選んだピンクとオレンジの中間色「ピーチファズ(PeachFuzz)」を使ったメイクのこと。「ピーチファズ」は、桃の産毛というネーミングにもある通り、桃や人の肌を連想させる柔らかなトーンで触れたくなるような優しい色合いが特徴。
そんな「ピーチファズ」カラーのコスメを使った「ピーチファズメイク」について、メイクアップアーティストのサブリナ・ベドラニは、「一年を通して注目を集めるトレンドメイクになると思います」と米Bustleで語った。
海外のメイクアップアーティストたちが予想する2024年のトレンドメイク。今っぽいメイクに挑戦したいなら、ぜひ参考にしてみて。