ケイト・ウィンスレットが『タイタニック』後の人生を語る
1997年公開の映画『タイタニック』で、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公のジャックと恋に落ちるヒロインのローズを演じて大ブレイクしたケイト・ウィンスレットが、『タイタニック』出演後の名声を不快に感じていたことを英PORTERに明かした。
ケイトは、『タイタニック」に出演したことがきっかけで世界的な有名人になったことについて、「私は、ある特定の姿でなければならない、ある特定のものにならなければならないと感じていました。当時はメディアによるプライバシーの侵害が深刻だったので、私の生活は非常に不快なものでした」と言うと、「ジャーナリストたちはいつも、『タイタニックの後、あなたは何でもできたのに、こんな小さな作品を選んだ』と言います。でも、私は『なぜなら、有名になるのは最悪だから。賭けてもいい!』という感じでした」と続けた。
ただし、ケイトにとって『タイタニック』は決して悪い思い出ではなく、「重荷だとはまったく思っていない」そうで、「(『タイタニック』は)人々に大きな喜びを与え続けています。私が『ああ、隠れたい』と思うのは、どこかのボートに乗っているときだけです(笑)」と付け加えている。
ちなみに、ケイトと『タイタニック』で共演したレオナルドは、『タイタニック』に出演したことで俳優としての選択肢は増えたが、自分が望んでいるものばかりではなかったとして、「私の人生全体が、演技とは関係のないことに費やされるようになりました」、「その時点で、私が特定のことをすることを期待されていることはわかっていました。一方で、最初から意図していたものに戻らなければならないこともわかっていました」と2016年に米Deadlineに語っている。