長年、マーベル映画でキャプテン・アメリカを演じていたクリス・エヴァンスが、スーパーヒーロー映画をめぐる論争にコメント。(フロントロウ編集部)

クリス・エヴァンスがマーベル映画について語る

 2011年公開の映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』から、2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもって卒業するまで、約8年間にわたってキャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンスが、エメラルドシティ・コミコンでスーパーヒーロー映画をめぐる論争に言及した。

 以前、フロントロウでお伝えしたが、ここ数年、マーベル映画を含むスーパーヒーロー映画についての議論が過熱している。クリスは、「一般的にコミックを原作とする映画作品は、何らかの理由で、私が思うほどふさわしい評価を得ていません。それらはとても大きな、巨大な作品です。たくさんの人たちが関わっています。でも、(自分には)経験的な証拠があります。それらの映画を作るのは簡単ではありません。(作るのが)もっと簡単なら、もっと良い作品がたくさんあるはずです。陰口を言っているわけではありませんよ!私もいくつかの失敗を経験しています。よくあることです。映画を作るのは大変です。作品に携わる人が増えたからといって、簡単になるわけではありません」と言うと、「マーベルのカタログのなかで特定の作品にスポットを当てたくはありませんが、いくつかは驚異的です。独立した、客観的に見ても素晴らしい映画であり、もう少し評価されるべきだと思います」と擁護した。

画像: クリス・エヴァンスがマーベル映画について語る

 続けて、クリスは自分がこれまでに出演したマーベル映画の中で最も好きな作品として、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』を挙げた。「自分が参加したマーベル映画のなかで、個人的に1番好きな作品です。(キャプテン・アメリカとして出演した)最初の作品はとても緊張しました。自分が何に足を踏み入れたのかわかっていると、守りに入ってしまい、負けないようにプレーすることになります。でも、『ウィンター・ソルジャー』の頃には、私たちは勝つためにプレーしていました。そして、これはルッソ兄弟(※監督のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ)との最初の作品でもあります。私たちはより多くのリスクを冒し、キャラクターがより肉付けされたように感じました。それは、マーベルでの活動で最も満足のいく経験のひとつでした」と、その理由を説明している。

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