アカデミー賞授賞式の前日のドルビーシアターはどんな感じ?
約2,000万人が視聴し、コロナ禍以降、最高視聴率を叩き出した第96回アカデミー賞授賞式は、主演女優賞をエマ・ストーン、主演男優賞をキリアン・マーフィー、助演女優賞をダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、助演男優賞をロバート・ダウニー・Jr.、そして作品賞を映画『オッペンハイマー』が受賞した。
そんなアカデミー賞授賞式の前日はどんな感じだったのか、当時の様子をロサンゼルス在住のエディターがお届け。
アカデミー賞授賞式が行なわれたドルビーシアターは、普段は観光客が多く訪れるハリウッドの大通り沿いに位置している。授賞式が近づくにつれ、ドルビーシアター付近には司会を務めたジミー・キンメルやオスカー像がデザインされた広告が出没。
そしてアカデミー賞授賞式の1週間前からは、なんとドルビーシアター付近の道路が通行止め。道路には機材の山々が積み重ねられ、次から次へと機材が搬入されスタッフたちが授賞式に向けて着々と準備を進めていた。
1週間前からハリウッドの大通りの一部を通行止めにするほど、大規模な準備が進められていたドルビーシアター前。その後、アカデミー賞授賞式の前日に行ってみると、外観はほとんど完成。多くの観光客がドルビーシアターを撮影するために足を止めていた。
そしていざ、ドルビーシアターの中へ。内部はまだ機材が置かれている場所もあり、翌日に間に合わせるように現場のスタッフが急ピッチで準備。
前日ということもあり、設営と共に各所でリハーサルが行なわれていた。レッドカーペットが敷かれているのはフォトコールを行なう場所だけでなく、セレブが会場に入るまでに通る通路全て。
セレブたちがレッドカーペットでのフォトコールを終え、会場に入っていく階段では、カメラリハーサルが行なわれており、エディターが訪れた際はジェイミー・リー・カーティスの名前が書かれた紙を持ったスタッフが階段から下りている姿をカメラマンが撮影していた。
世界中から注目されるアカデミー賞授賞式のためにハリウッドの大通りを通行止めにしたり、何百人もの関係者が動いていたりしていることに改めて規模の大きさを実感した。ちなみにアカデミー賞授賞式の当日は、ドルビーシアターの付近だけでなく、さらに通行止めの範囲が広くなっており、関係者の車両しかハリウッドの大通りに入ることが出来なかった。