キャサリン妃のビデオメッセージに込められた思い
フロントロウでお伝えしたが、先日、イギリス王室のウィリアム皇太子の妻キャサリン妃が、ビデオメッセージを通じてがんと診断されたことを公表した。キャサリン妃によると、今年1月に腹部の手術を受けた時点ではがんではないと判断されたが、術後の検査でがんであることがわかり、現在は化学療法による治療の初期段階にあるという。
SNSでは、ウィリアム皇太子がビデオメッセージに同席しなかったことを疑問視する声が上がっているが、その理由について、ある関係者は「これは、彼女が強い女性として、国民に本質的に強いメッセージを共有するということでした。彼女の隣には誰も必要ありませんでした。(ウィリアム皇太子は)彼女と家族を陰で支えてきました」と英The Timesに説明。
関係者はまた、ビデオメッセージはキャサリン妃の健康状態をめぐる噂や陰謀論に反応したものではなく、むしろ公の役割に対する責任感からのものだったと語り、キャサリン妃は「できるだけ活動的で普通の日常生活を続けるつもりである」ということを示したかったのだと付け加えた。
ちなみに、アン王女の長男でウィリアム皇太子の従兄弟であるピーター・フィリップス氏は、ウィリアム皇太子とキャサリン妃はこれまで以上に強い絆で結ばれているとして、「彼女(キャサリン妃)とウィリアムは素晴らしいチームを作るでしょう」、「彼らの子どもたちは素晴らしいです。彼らは公の場での生活と、3人の幼い子どもたちの親であることを両立していますが、それはつねに難しいことです」と、豪メディアのSky News Australiaに語っている。