アン・ハサウェイが「性的魅力がない」という主張に反論
『プリティ・プリンセス』や『プラダを着た悪魔』などの代表作で知られるアン・ハサウェイが、俳優として駆け出しだった頃に“性的魅力がゼロ”だと言われたことを米Vanity Fairのインタビューで明かした。
ただし、アンはその主張を受け入れるつもりはないそうで、「(そう言われたけど)『私はさそり座です。土曜の夜の自分がどんな感じか知っています』って感じでした」と一蹴。さらに、「(当時は)男性の視線は非常に支配的で、蔓延していて、すごく幼稚でした」と言うと、セクシーであることの文化的な定義は、自身がハリウッドでスターダムにのし上がった当初と今とではだいぶ違うと指摘した。
アンが言っていたように、MeToo運動が始まる前のハリウッドでは若い女性が性的対象として扱われることも多く、かつてセックスシンボルと呼ばれていたスカーレット・ヨハンソンは、キャリアの初期に“セクシーで魅力的な女性”に仕立てられ、つねに男性の欲望の対象を演じていることに気づいたとポッドキャスト『Table for Two With Bruce Bozzi (原題)』で語っている。
また、子役時代から活躍するエル・ファニングは、16歳のときに「性的魅力がない」という理由でオーディションに落ちたことを米Varietyのインタビューで告白している。幸い、「素晴らしいマネージャーやエージェントに恵まれた」というエルは、周りの大人たちが不適切な意見から守ってくれおかげで、その多くを耳にせずに済んだが、この件に関しては耳に入ってしまったそう。