セリーヌ・ディオンがエッフェル塔で熱唱
ついにフランス・パリにて幕開けた第33回夏季オリンピック。今回のパリ五輪は夏季オリンピック史上初めてスタジアムの外で開会式が開催され、選手たちはそれぞれ船に乗りセーヌ川をクルージング。
パリオリンピックの開会式には、以前から出演がウワサされていたレディー・ガガやアヤ・ナカムラがパフォーマンスを行なったが、その中でもひときわ注目を集めたのがセリーヌ・ディオン。
セリーヌは筋肉の痙攣などを引き起こす珍しい神経疾患スティッフ・パーソン症候群と診断されて以降、シンガーとしての活動は一時休止していたが、今回の開会式で復帰。
最後の最後に登場したセリーヌは、エッフェル塔で名曲「愛の賛歌」を熱唱。ディオール(Dior)の衣装に身を包み、涙をこらえながら歌った「愛の賛歌」は多くの人を感動させた。
そんなセリーヌのギャラが話題に。TMZは200万ドル(約3億円)のギャラが支払われると報じていたが、その後オリンピックの広報担当者は「一部メディアの報道とは異なり、2024年パリ大会の式典に出演する人々は出演料を受け取ることはありません」と否定。そして「このような条件でパフォーマンスをするという彼らの決断は、フランスとスポーツ界にとって歴史的なイベントの一部になりたいという願望を反映したものです」とPage Sixに話した。
ちなみに2012年のロンドンオリンピックでパフォーマンスをしたポール・マッカートニーは、無償では法的な契約とならないため、1ポンド(当時122円)を出演料としてもらったよう。しかし、「演奏料は支払われませんが、試合のチケットはもらえます。そこで、私が行きたい試合は何かと聞かれたので、ちょっとしたリストを送りました」と観たい競技の試合のチケットをもらえることをBBCラジオ6ミュージックのインタビューで明かしていた。