交際中の人気モデルのジジ・ハディッドとシンガーのゼイン・マリクが雑誌の表紙にそろって登場。しかし、世間からはなぜか非難の声も。その理由とは? 

ユニセックスなファッションで有名ファッション誌に登場

 2015年末から順調な交際を続けている、若手トップモデルのジジ・ハディッドと元ワン・ダイレクションで現在はソロシンガーとして活躍しているゼイン・マリク

 海外の若者たちの間で憧れのカップルとして絶大な支持を得ている2人が、米有名ファッション雑誌の8月号に登場した。

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 有名写真家デュオのイネス&ヴィノードが撮影した、秋のファッションを先取りした特集_では、ジジがマスキュリンなスーツ、ゼインが花柄のジャージを身に着けるなど、性別によるステレオタイプに囚われないユニセックスな着こなしを披露。

 美男美女カップルの芸術的なショットの数々にウットリするファンが多いなか、なぜか一部の人々からは非難の声が。

  

非難の声が上がっている理由

 2人のエディトリアル・ショットが物議を醸している理由は、同誌の表紙に大々的に書かれている『ジジ&ゼイン、お互いのクローゼットを物色する』という見出しと、この特集につけた『ジジ・ハディッド&ゼイン・マリク:ジェンダー・フルイディティを受け入れる新世代の一部』というタイトルが生み出す違和感にあった。

 タイトルに含まれる「ジェンダー・フルイディティ(Gender Fluidity)」(もしくは「ジェンダー・フルイド(Gender Fluid)」)とは、「性別が流動的であること」を表す言葉として、昨今海外のメディアで使われるようになった言葉。

画像: 非難の声が上がっている理由

 昨年には、英オックスフォード大学が発行する世界最大の英語辞典「オックスフォード辞典」にも新語として追加され、その中では「明確にまたは全面的に男性でも女性でもない、男女両性」または、「単一の固定的な性自認を持たない人を指し示す語。流動性のある、もしくは固定されていない性自認を持っているか、そのように表現している人」と定義されている。

 日本のメディアなどで最近よく使われている「ジェンダーレス(※)」とは少しニュアンスが違い、より専門的な意味合いが含まれる。

※英語圏では、「ジェンダーレス(Genderless)」というと「性別が無い」という意味合いが強く、同じような場合には「ジェンダーフリー(Gender Free)」や「アセクシャル(Asexual)」、「ユニセックス(Unisex)」などの言葉が使われることが多い。

 このLGBT+(性的マイノリティ)に関連する「ジェンダー・フルイディティ」と、見出しにある、「カップルがお互いの洋服を貸し借りし合う」いう状況は、「イコールではないのではないか?」という疑問から、ネット上ではこんな声が上がっている。

◆別に恋人の服を借りたからって「ジェンダー・フルイド」とは言わないよね。
 
◆ジジがメンズ物のジャケットを着ているからって、「ジェンダー・フルイド」とは言わないんじゃないの?
 
◆VOGUEはどうやら「ジェンダー・フルイド」の言葉の意味をはき違えてるみたいだね。

 同誌がジジとゼインを表紙に起用し、「性別にとらわれないファッションを楽しむ若者の代表」としたところまでは別に良かったが、LGBT+に関する「ジェンダー・フルイディティ」という言葉に結びつけてしまったのが、少数ではあれ、人々から反感を買ってしまった理由のよう。

 プライベートでもよく洋服を貸し借りしているジジ&ゼインだけれど、確かに「ジェンダー・フルイド」とは少し違うかもしれない。

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