ジェナ・オルテガがAIになる ノーベル賞作家カズオ・イシグロ原作『クララとお日さま』予告解禁


『ウェンズデー』で知られるジェナ・オルテガが、太陽光で動く“人工親友”を演じる映画『クララとお日さま(原題:Klara and the Sun)』の予告編が解禁された。原作は、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの同名小説。監督はタイカ・ワイティティが務める。(フロントロウ編集部)
予告で描かれる“太陽の力で動く親友”
米『The Hollywood Reporter』によると、映画『クララとお日さま』の初予告が現地時間6月23日に公開された。ジェナ・オルテガが演じるのは、子どもの孤独を癒すために作られた人工親友(Artificial Friend/AF)のクララ。太陽光をエネルギー源とし、人間のように感情を学んでいく存在だ。
予告には、エイミー・アダムスやミア・サリアらの姿も。人とAIの心の交流を描く、現代的でありながら普遍的なテーマが、静かで美しい映像とともに映し出されている。
原作はカズオ・イシグロの話題作
本作の原作は、長崎生まれの英国人作家カズオ・イシグロが2021年に発表した小説『クララとお日さま』だ。
イシグロは2017年にノーベル文学賞を受賞した、世界的に評価の高い作家。『わたしを離さないで』『日の名残り』など映像化された作品も多く、日本の読者にとってもなじみ深い存在だ。AIと人間の関係を、少女型ロボットの“まなざし”を通して描く本作は、刊行時から映像化が待ち望まれていた。
ワイティティ監督作、米公開は2026年10月
メガホンを取るのは、タイカ・ワイティティ監督。『ジョジョ・ラビット』でアカデミー脚色賞を受賞し、『マイティ・ソー』シリーズも手がけた個性派だ。
配給はソニー(トライスター)で、米国では2026年10月23日に公開される予定。心を持つように見えるAIが、人間の愛や喪失をどう見つめるのか——ノーベル賞作家の原作と実力派の作り手たちがどんな映画を生み出したのか、世界中の注目が集まっている。日本での公開情報にも期待が高まる。
主演のジェナ・オルテガは、Netflixドラマ『ウェンズデー』で世界的な人気を確立した若手実力派。無表情の奥に複雑な感情をにじませる繊細な演技に定評があり、感情を学んでいくAFクララという難役にうってつけの存在と言える。
AIが急速に身近になった今だからこそ、「心とは何か」「誰かを思う気持ちはどこから来るのか」を問いかける本作は、より一層の重みを持って観客に届きそうだ。原作ファンはもちろん、AI時代を生きる多くの人にとって、考えさせられる一作になるかもしれない。
共演には、実力派として知られるエイミー・アダムスら豪華な顔ぶれがそろい、作品への期待をいっそう高めている。静謐な原作の世界観が、どんな映像と演技で立ち上がるのか——予告解禁を受けて、公開を待ちわびる声が早くも広がっている。













