エミリア・クラーク主演スパイドラマ、批評家96%の高評価も1シーズンで打ち切り


『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス役で知られる女優エミリア・クラークが主演を務めた米Peacockのドラマシリーズが、好評にもかかわらず1シーズンで打ち切りとなった。(フロントロウ編集部)
批評家96%支持でも視聴数が壁に
6月23日、米Deadlineが報じたところによれば、エミリア・クラークとヘイリー・ルー・リチャードソンがW主演を務めたスパイドラマ『PONIES:スパイな妻たち』が、Peacockにより1シーズン限りで打ち切られた。同作は2026年1月15日に全話一挙配信されており、批評家からは96%という高い支持率を獲得。視聴者評価も83%と好調だった。しかし米Deadlineによると、最終的には更新を正当化できるだけの視聴者数を集めることができなかったという。
1977年、冷戦下のモスクワを舞台にした同ドラマは、米大使館で秘書として働く2人の女性が夫の死をきっかけにCIAのエージェントになるという設定のスパイドラマ。彼女たちは諜報機関から「重要人物ではない(Persons Of No Interest)」と見なされる存在=”Ponies”と呼ばれていたことが、タイトルの由来となっている。
続きが気になる結末のまま終了、出演者の失望
問題は、最終話が続きが気になる結末で終わっているにもかかわらず、その答えが永久に明かされないことだ。最終エピソードでは主人公2人がソ連の情報機関KGBに銃を突きつけられ、死んだはずの夫が突如姿を現し、大使館にはソ連諜報員が侵入するなど、複数の伏線が回収されないまま幕を下ろしている。
米Deadlineによると、共同クリエイターのデビッド・アイソンはSNSで「この業界で難しいものを作ろうとすることには価値があると、今も信じている」とコメント。ヘイリー・ルー・リチャードソンはInstagramストーリーズで、「私たちはみんな、この作品を本当に誇りに思っていた」と打ち切りへの悔しさを綴った。
ストリーミング時代では、高評価を得ても視聴者数が伸びなければ更新されないケースは珍しくない。『ポニーズ』もまた、評価と視聴実績のギャップに泣いた作品となった。













