カーペンターズのヴォーカリストとして知られるカレン・カーペンターが唯一残したソロ・アルバム『遠い初恋(原題:Karen Carpenter)』が、世界初のアナログLPとして11月18日に日本で発売される。CD発売から30年、録音からは40年以上が経っていた。(フロントロウ編集部)
録音されたのに、出せなかったアルバム
このアルバムがレコーディングされたのは1979年から1980年にかけて。しかし当時は発売が実現せず、以来ずっと“幻のアルバム”として語り継がれてきた。
正式に世に出たのは、カレンの死後となる1996年。CDとして初めて発売され、ファンの間では重要な作品のひとつとして親しまれてきた。それでも、レコーディングから40年以上、LPになることは一度もなかった。今回のアナログ化は、兄であるリチャード・カーペンターの承認のもとで実現している。
カーペンターズではない、もうひとりのカレン
プロデュースを手掛けたのはフィル・ラモーン。ビリー・ジョエルやポール・サイモンをはじめ、数多くの名盤に携わってきた名プロデューサーだ。
その手によるアレンジは、カーペンターズで聴かせたサウンドとは手ざわりが違う。当時のポップスやAORの空気をまとった洗練された音のなかで、カレンの豊かな表現力と唯一無二の歌声が立ちあがってくる。収録は「ラヴラインズ」「オール・ビコーズ・オブ・ユー」「イフ・アイ・ハド・ユー」「メイキング・ラヴ・イン・ジ・アフタヌーン」「イフ・ウィ・トライ」など全12曲。「愛の想い出」「遠い初恋」「時の流れに」も収められ、ソロ・アーティストとしてのカレンを知ることのできる一枚になっている。
192kHz/24bitマスターから、180g重量盤へ
今回のアナログ化では、USオリジナル・アナログ・テープからトランスファーした最新192kHz/24bitマスターを採用。仕様は180g重量盤のブラック・ヴァイナルで、金澤寿和による解説、歌詞、対訳が付属する。
カレン・カーペンター『遠い初恋』は11月18日発売、価格は7,700円(税込)。彼女の唯一のソロ作が世界で初めて公式のアナログLPになるという意味でも、記録に残る一枚になりそうだ。




















