マライア・キャリーの代表作『デイドリーム』の発売30周年を記念した2CD『デイドリーム〜30th Anniversary Edition〜』が、10月16日に全世界同時発売された。DISC 2には、1996年の初ジャパン・ツアーで鳴った東京ドームのライヴ音源や、未発表のライヴ・バージョンが収められている。(フロントロウ編集部)

1996年3月、東京ドームで約15万人
今年は、アルバムの30周年であると同時に、マライアの初ジャパン・ツアー『デイドリーム・ツアー』から30年の節目でもある。1996年3月、東京ドームで開かれたこのツアーは約15万人を動員した。
収録されたのは、その東京ドーム公演から「アンダーニース・ザ・スターズ」と「フォーエヴァー」のライヴ音源を収録。さらに、1996年6月17日にオランダ・ロッテルダムで行なわれた同ツアー公演の「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」と「オープン・アームズ」が、未発表のライヴ・バージョンとして初めて世に出る。
ウォルター・アファナシエフと共作・共同プロデュースした「アイ・アム・フリー」は、曲作りの段階を記録したオリジナル・ソングライティング・セッション音源で聴ける。マディソン・スクエア・ガーデンでのライヴ2曲や、「ファンタジー」「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」のリミックス群も並び、DISC 2だけで16曲に及ぶ。
3曲が全米1位、「ワン・スウィート・デイ」は16週連続
1995年に発売された『デイドリーム』は、マライアにとって5作目のオリジナル・アルバム。前年の『メリー・クリスマス』で王道のアメリカン・ポップスにひと区切りをつけ、新しい方向へ踏み出した一枚だった。
先行シングル「ファンタジー」は、大胆なヒップホップ・トラックで、女性アーティストとして史上初めて全米シングル・チャートに初登場1位で入った曲だ。
Boyz II Menと歌った「ワン・スウィート・デイ」も初登場1位を記録し、そのまま16週連続で首位に立ち続けた。当時としては史上最長の記録である。「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」も1位を獲得し、アルバムは全米とオリコンの両方でアルバム・チャート1位に。売り上げは全世界で2,700万枚以上、日本だけでも220万枚に達した。

4つの年代で全米1位をとった歌姫の、原点に近い一枚
1990年に“7オクターブの音域を持つ歌姫”としてデビューしたマライアは、「エモーションズ」「ヒーロー」「恋人たちのクリスマス」などを含め、ソロ・アーティストとして史上最多となる19曲の全米1位ヒットを持つ。そのうち18曲は自作曲だ。1990年代から2020年代まで、4つの年代すべてで全米シングル・チャート1位を獲得した初めてのアーティストでもあり、トータルセールスは2億8,000万枚を超える。
昨年は約7年ぶりに来日し、今年は『Glitter』の初アナログ盤も控えるなど、過去の作品に改めて光が当たっている。国内盤の『デイドリーム〜30th Anniversary Edition〜』は紙ジャケット仕様の完全生産限定盤で、歌詞・対訳付き。価格は税込3,300円となっている。


















