2018年に大ヒットした映画『クレイジー・リッチ!』の続編が、映画ではなくドラマシリーズとして米HBOで製作されることが決まった。主演のコンスタンス・ウーとヘンリー・ゴールディングをはじめ、オリジナルキャストが同じ役で復帰する。(フロントロウ編集部)
映画のラストから物語が続く
米Deadlineによると、HBOが製作にゴーサインを出したのは、1話60分、全8話のドラマシリーズ。映画の結末から続く物語が描かれる。
中国系アメリカ人のレイチェル(コンスタンス・ウー)が、恋人ニック(ヘンリー・ゴールディング)の故郷シンガポールを訪れ、彼の一族がとてつもない大富豪だったと知る――。ケヴィン・クワンのベストセラー小説を映画化した前作は、全米興行収入ランキングで首位を獲得し、北米ではロマンティック・コメディとして約10年ぶりの大ヒットを記録した。
ドラマ版に復帰するのは、レイチェル役のコンスタンス、ニック役のヘンリー、そしてエディ役のロニー・チェン。さらに、ニックの母エレノアを演じたオスカー女優のミシェル・ヨーも、準レギュラーとして出演する。
ただし、映画とは異なり、ドラマ版はロマンティック・コメディではなく、ドラマ作品として製作されるという。この方針は企画の初期段階から決まっていたそうだ。
監督が毎日のように聞かれていた質問
製作陣も映画のチームが再結集する。映画の共同脚本家アデル・リムがショーランナーを務め、映画を監督したジョン・M・チュウ、原作者のクワンらが製作総指揮に名を連ねる。リムは「“クレイジー・リッチ”な家族の再会です! これこそ私たちが待ち望んでいた続編。映画1本ではなく、全8話を通してケヴィン・クワンの素晴らしい原作に登場する人物たちや、その世界を深く掘り下げられます」と喜びを語った。
チュウ監督にとっても、待ちに待った発表だった。「8年前、『クレイジー・リッチ!』は僕の人生を変えた」と振り返り、キャストについて「あれから、映画スターやスーパーヒーロー、アリーナを満員にするパフォーマー、さらにはオスカー受賞者にまでなった。みんなを再び集めるのは、我が家に帰るような感覚」とコメント。そのうえで「8年間、ほぼ毎日聞かれてきた『続編はいつ?』という質問に、やっと答えられる」と明かしている。
製作陣によれば、脚本家チームはすでに始動している。英BBCによると、撮影は2027年にスタートする予定だ。
ワーナーとパラマウントの合併直後に発表
このシリーズはもともと、配信サービスのHBO Max向けに2025年初めから開発が進められていたもの。今回、HBOのオリジナルシリーズとして製作されることになった。同様の作品には、ドラマ版『ハリー・ポッター』や『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』などがある。
発表は、HBOの親会社ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとパラマウント・スカイダンスの合併が完了した直後のタイミングだった。8年越しで動き出した“クレイジー・リッチな一族”の物語が、新体制のもとでどのように描かれるのか、続報が待たれる。



















