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マンドラゴラ(マンドレイク)とは?ハリポタの叫ぶ植物の効果と実在の毒草

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マンドラゴラ(マンドレイク)とは?ハリポタの叫ぶ植物の効果と実在の毒草
画像:FRONTROW編集部

マンドラゴラ(マンドレイク)は、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場する、根が人間の赤ん坊のような姿をした魔法植物だ。抜いたときの叫び声を聞くと命を落とすほど危険だが、石にされた人を元に戻す薬の材料にもなる。この記事では、ハリポタのマンドラゴラの特徴と効果、薬草学の授業の名場面、魔法薬としての使われ方、そして実在する植物マンドラゴラの伝説と毒性までを解説する。

マンドラゴラ(マンドレイク)とは?

根が人の形をした、叫び声が命取りになる魔法植物

項目内容
英語表記Mandrake(マンドレイク)/学名はMandragora(マンドラゴラ)
日本語訳での呼び名マンドレイク(マンドラゴラ)
見た目葉の下の根が、泥だらけの人間の赤ん坊のような姿
危険な点成熟した根の叫び声を聞くと死ぬ。苗でも数時間気絶する
主な用途石化を解く「マンドレイク回復薬」の材料
登場作品『秘密の部屋』(原作・映画)

原作の日本語訳では「マンドレイク」と表記されるが、検索では学名にちなんだ「マンドラゴラ」の呼び名もよく使われる。どちらも同じ植物を指している。地上に出ているのは紫がかった緑のふさふさした葉だけで、鉢から引き抜くと、泣きわめく赤ん坊のような根が現れる。

マンドラゴラの叫び声はなぜ危険?

成熟すると叫び声で死に至り、苗でも気絶する

マンドラゴラの最大の特徴は、その叫び声だ。原作によると、成熟したマンドラゴラの叫びを聞いた者は命を落とす。まだ育ちきっていない苗の段階でも、叫び声を聞けば数時間は気を失ってしまうという。そのため、扱うときは必ず耳当てで耳をふさぐことが鉄則になっている。

成長の段階特徴
苗(幼い時期)叫び声で数時間気絶する。耳当て必須
思春期不機嫌で秘密主義になり、にきびのような症状が出る
成熟の手前鉢から鉢へ移動して「パーティー」を開くようになる
成熟後叫び声を聞いた者は死ぬ。薬の材料として収穫できる

スプラウト先生によれば、マンドラゴラが鉢から鉢へ移り歩いてパーティーを開くようになったら、完全に成熟したしるしだという。植物でありながら、どこか人間の子どものように成長していく描写がユーモラスだ。

薬草学の授業ではどんな場面があった?

2年生の最初の授業で、耳当てをつけて植え替えに挑んだ

『秘密の部屋』で、2年生になったハリーたちが最初に受けた薬草学の授業が、マンドラゴラの植え替えだった。ハッフルパフ寮監のスプラウト先生の指導のもと、生徒たちは耳当てをつけ、暴れる根をつかんで大きな鉢へ移していく。土の中から引き抜かれた根は大声で泣きわめき、生徒たちは悪戦苦闘する。

映画版では、この授業でネビル・ロングボトムが叫び声を聞いて気絶してしまう場面が描かれ、シリーズの序盤を代表するコミカルな名シーンになった。のちに薬草学の才能を開花させるネビルの姿を思うと、感慨深い場面でもある。

マンドラゴラは何に使われる?

石にされた人を元に戻す「マンドレイク回復薬」の材料になる

マンドラゴラは、強力な回復薬の材料になる。『秘密の部屋』では、城に潜むバジリスクの視線を間接的に見て石にされた生徒たちを救うため、スプラウト先生が育てたマンドラゴラが成熟するのを待って「マンドレイク回復薬」が作られた。

石化した人(と動物)回復薬での結果
ミセス・ノリス(フィルチの猫)元に戻った
コリン・クリービー元に戻った
ジャスティン・フィンチ-フレッチリー元に戻った
ハーマイオニー、ペネロピー・クリアウォーター元に戻った

石化した犠牲者たちは、学年末にマンドレイク回復薬で全員無事に元に戻っている。ハーマイオニーが目を覚まして大広間に駆け込んでくる場面は、『秘密の部屋』のラストを飾る印象的なシーンだ。

また、ローリングがWizarding Worldに寄せた解説によると、動物に変身する「動物もどき(アニメーガス)」になるための準備として、マンドラゴラの葉を1か月間口に含み続ける必要があるという。マンドラゴラは、魔法界で幅広く使われる貴重な植物なのだ。

マンドラゴラは実在する?

実在するナス科の毒草で、人の形をした根の伝説がある

マンドラゴラは空想の植物ではなく、地中海沿岸などに自生するナス科の植物として実在する。二股に分かれた太い根が人の姿に見えることから、古くからヨーロッパで数々の伝説が生まれた。

項目実在のマンドラゴラ
分類ナス科マンドラゴラ属の多年草
自生地地中海沿岸から中東にかけて
毒性根などにアルカロイド(ヒヨスチアミン、スコポラミンなど)を含む有毒植物
かつての用途麻酔や鎮痛、睡眠薬として使われた歴史がある
伝説引き抜くと悲鳴を上げ、それを聞いた者は死ぬ。犬に引き抜かせたという言い伝えも

中世ヨーロッパでは、引き抜くと恐ろしい悲鳴を上げ、それを聞いた人は死ぬと信じられていた。そのため、根に縄を結んで犬に引き抜かせたという言い伝えまで残っている。ハリポタの「叫び声で死ぬ」という設定は、まさにこの伝説がもとになっている。実在のマンドラゴラは強い毒を持つため、口にすると幻覚や意識障害などを引き起こす危険がある。

まとめ:マンドラゴラ(マンドレイク)の要点

  • 根が赤ん坊のような姿をした魔法植物。原作の訳では「マンドレイク」
  • 成熟した根の叫び声を聞くと死に、苗でも数時間気絶する
  • 『秘密の部屋』では2年生が耳当てをつけて植え替えに挑んだ
  • 石化を解く「マンドレイク回復薬」の材料になり、バジリスクの犠牲者を救った
  • 実在するナス科の毒草で、「悲鳴を上げる根」の伝説がハリポタの設定のもとになった

ユーモラスな見た目と、命に関わる危険と、人を救う力。マンドラゴラは、ハリポタが現実の伝説を魔法界に取り込む巧みさをよく表している。(フロントロウ編集部)

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