『アメリカン・アイドル』初代優勝者で、グラミー賞受賞歌手のケリー・クラークソンが、ニューヨーク・ブルックリンの店舗で「お金がなさそうな客」として扱われたと明かし、店名を公表して抗議した。ケリーが引き合いに出したのは、ジュリア・ロバーツ主演の名作映画『プリティ・ウーマン』のあの場面だった。(フロントロウ編集部)
「買えないと思われたみたい」
ケリーが怒りの投稿をしたのは、現地時間10月10日のこと。Xにこう投稿した。
「わざわざブルックリンまで車で行って、すごく素敵そうに見えたお店をのぞいてきた。買いたいものもいくつか決めていたのに、文字どおり『この人には買えない』という目で見られて、似たようなものを探してあげますよと言われた」
続けて「ちょっと、あなたバカね。大きな売り上げを逃したわよ」と一刀両断。さらに、店名を「Art of Play」と明かしたうえで、「『プリティ・ウーマン』のジュリア・ロバーツの役みたいな扱いを受けたい人は、ぜひ行ってみて」と、親指を下に向けた絵文字を添えて皮肉った。
あの名場面を思わせる展開に
1990年公開の『プリティ・ウーマン』では、ジュリア演じるヴィヴィアンが、カジュアルな服装を理由に高級ブティックの店員から冷たくあしらわれる。その後、彼女は上品な服に身を包み、別の店で購入した商品のショッピングバッグを両手いっぱいに抱えて同じ店を再訪。店員に「大きな間違いね。大きい。とっても大きい」と言い放つ。ケリーの「大きな売り上げを逃した」という一言は、まさにこの名ゼリフを思わせるものだった。
約900万人のフォロワーを持つケリーの投稿は、たちまち拡散。米Page Sixによると、店側はその後、Instagramのストーリーズで、スタッフの「親切さ」を称賛する客のレビューを再投稿した。「初めて訪れたときから歓迎され、心からの親切さで接してもらえた」という内容だったが、この投稿は後に削除されている。米Billboardは、店側が「毎回とても温かく迎えてもらっている」「お互いにもう少し寛容になりましょう」といった、店を擁護する客のメッセージもシェアしていたと伝えている。
なお、店側は各メディアの取材依頼に対し、記事の公開時点でコメントを出していない。
ニューヨークに移住して3年
ケリーは2023年、自身のトーク番組『ケリー・クラークソン・ショー』の収録拠点をロサンゼルスからニューヨークへ移したことに伴い、子どもたちとともに移住した。当時は「子どもたちはここで伸び伸びしている」と語り、新天地での生活に手応えを感じている様子だった。
同番組については今年2月、子どもたちとの時間を優先するため、第7シーズンをもって終了することが発表され、8月に最終回を迎えた。最近は恋愛観を率直に語るなど、飾らない発言も見せているケリー。今では生活の拠点となったニューヨークで受けた、名作映画さながらの扱いには、黙っていられなかったようだ。




















