オリヴィア・ロドリゴが「expectations」のリミックスを10月16日に配信リリースした。迎えたのはチャペル・ローンで、彼女にとってはこれが初めてのフィーチャリング参加作品。あわせて『SOUR』『GUTS』の数量限定カラー盤LPも11月20日に発売される。(フロントロウ編集部)
グラミー賞受賞アーティスト同士の共演が、ついに音源になった。オリヴィア・ロドリゴの「expectations」に、チャペル・ローンが加わったリミックス「expectations (Remix) feat. Chappell Roan」が10月16日から配信されている。
数々のヒット曲を持つチャペルだが、他のアーティストの楽曲にフィーチャリングとして参加するのは、本作が初めて。最初の客演相手にオリヴィアを選んだことになる。

ふたりをつなぐプロデューサーの存在
原曲をプロデュースしたのは、ダニエル・ニグロ。オリヴィアとチャペルの双方と組んできた、ふたりに共通するコラボレーターだ。そのオリジナルに、遊び心のあるアレンジが新たに施された。

リミックスは配信だけでなく、数量限定の7インチ・アナログ盤、CD、カセットでも発売中だ。
原曲は、オリヴィアが今年6月にリリースした3作目のアルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』(原題:you seem pretty sad for a girl so in love)の収録曲。同作は米ビルボード200で初登場1位となり、初週48万5,000ユニットを記録した。2026年にリリースされたソロアーティストの作品として最大のデビュー週で、世界17カ国のチャートでも1位に立っている。

司会はデヴィッド・バーン、80〜90年代風のクイズ番組で対決
同時に公開されたミュージックビデオは、バルディア・ゼイナリが監督。オリヴィアとチャペルがそれぞれ別のキャラクターに扮し、レトロなゲームショー「The Big Expectations Show」で競い合う。1980〜90年代に人気を集めたテレビのゲームショーを思わせる、どこか懐かしいゲームが次々と登場する。
司会役はデヴィッド・バーン。プロデューサーのダニエル・ニグロも特別出演している。
夏のフェスから続いていたふたりの共演
ふたりの距離が縮まったのは、今回が初めてではない。8月29日にカリフォルニア州アーバインのグレート・パークで開かれた、オリヴィアにとって初の主催フェス「Daisy Chain Fields」にはチャペルも出演。女性主導のラインナップで行われたこのフェスは、女性や少女の支援に取り組む10の非営利団体のために総額2,000万ドルの資金を集めた。
チャペル自身も今月末、ロサンゼルスで2日間のチャリティ・イベント「The Super Graphic Spectacular」と「The Super Graphic Block Party」を主催する予定だ。チケット収益から経費を除いた全額は、彼女が2025年に立ち上げた「The Midwest Princess Project」に寄付され、トランスジェンダーの若者やLGBTQ+コミュニティの支援にあてられる。
一方のオリヴィアは、先月スタートした「The Unraveled Tour」が全公演ソールドアウト。世界でのチケット販売は100万枚を超えている。

『SOUR』『GUTS』が新色の限定盤LPに
リミックスと同じ日に、もうひとつのリリースも明らかになった。デビュー・アルバム『SOUR』(2021)と2作目『GUTS』(2023)が、新しいカラーの数量限定LPとして11月20日(金)に発売される。日本でも予約が始まっている。
発売5周年を迎えた『SOUR』は、イエローの盤面の『SOUR (ego crush yellow vinyl)』として登場。デビュー・シングル「drivers license」をはじめ、「deja vu」「good 4 u」など全11曲を収める。

『GUTS』は、グリーンの半透明盤『GUTS (the sky is green translucent vinyl)』に。「vampire」「bad idea right?」「get him back!」など全12曲を収録している。どちらの作品も全米・全英で1位を獲得しており、オリヴィアはこれまで発表したすべてのアルバムを米ビルボード200で初登場1位に送り込んできた。

新曲の共演と、過去作の新装盤。3作目で頂点を更新した今、オリヴィアの歩みをあらためて手元に揃えるきっかけになるかもしれない。



















