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ディオールの広告で火がついた。チャペル・ローンが日本のShazamで1位

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ディオールの広告で火がついた。チャペル・ローンが日本のShazamで1位
photo credit: Ryan Lee Clemens

チャペル・ローンの「Good Luck, Babe!」が、Shazam Japanチャートで5日連続の1位を記録した。街や店内で流れた曲を「これは何の曲?」と調べる人が、日本でいま最も多かった1曲ということになる。(フロントロウ編集部)

日本で「何の曲?」といちばん調べられた1曲

Shazamは、いま流れている音楽をスマホにかざすだけで曲名を教えてくれるアプリだ。つまりこのチャートは、ヒット曲のセールスでも再生回数でもなく、「タイトルを知らないまま耳にした人の数」を映している。チャペル・ローンの「Good Luck, Babe!」は、その日本版チャートで5日連続の1位を獲得。2026年9月9日現在も2位をキープしている。

火をつけたのは、Miss Dior(ミス ディオール)のグローバル広告だ。同曲が使われたことをきっかけに日本での注目が一気に集まり、iTunesのPopsチャートでもTop 10まで上昇した。曲そのものは、第67回グラミー賞で「年間最優秀レコード」と「年間最優秀楽曲」という主要部門にノミネートされた実績を持つ。

歌われているのは、報われない恋の話だ。恋仲にあった相手が、やがて別の誰かへと心を移していく。行き場のない想いを胸に押し込めたまま、異性との恋へ向かうその背中に「Good Luck!」と言い放つ──祝福の言葉が、そのまま皮肉にも諦めにも聞こえる構造になっている。

チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」ジャケット写真
画像提供:ユニバーサル ミュージック

久しぶりのステージで、本人が漏らした本音

米ミズーリ州出身のチャペル・ローンは、敬虔なクリスチャンの家庭で育ち、16歳の時にYouTubeへ投稿した「Die Young」から道が開けた人だ。17歳でメジャー・レーベルと契約し、2017年にEP『School Nights』でデビュー。名前が一気に広まったのは、2023年のデビュー・アルバム『The Rise and Fall of a Midwest Princess』と、オリヴィア・ロドリゴの『ガッツ・ワールド・ツアー』でオープニング・アクトを務めたことだった。

そのオリヴィアが主催したフェスティバル「Daisy Chain Fields」に、チャペルは出演。久しぶりの公の場でのパフォーマンスとなり、「Good Luck, Babe!」も披露した。ステージのあと、彼女は自身のSNSにこう書いている。

「自分の影響力を良いことのために使い、世の中を明るく照らしてくれるようなアーティストが、今は本当に必要だと思う。あなたらしくいてくれること、そして私のようなアーティストを応援してくれること、本当にありがとう。いろんな意味で、私の人生を変えてくれました」

そして最後に、こう付け加えた。「またステージに立てて本当に気持ちよかった。こんなにパフォーマンスすることが恋しかったんだって、自分でも気づいてなかった」。ヒットの真ん中にいる人が漏らした言葉としては、ずいぶん静かな部類に入る。

10月には、2日間のチャリティー・ライブ

次にチャペル・ローンが立つ大きな舞台は、10月21日と22日にロサンゼルスのThe Shrineで開催される「Chappell Roan and The Midwest Princess Project Present The Super Graphic Spectacular」。ライブ音楽にコメディ、ドラァグパフォーマンス、コミュニティ活動を組み合わせた大型ファンドレイザーで、彼女自身も両日スペシャル・パフォーマンスを行なう。

The Midwest Princess Projectは、チャペルが2025年に立ち上げた支援プロジェクト。主にトランス・ユースやLGBTQ+コミュニティを対象としており、これまでに80万ドル以上を集め、60以上の団体を支援してきたとされる。2日間の純収益は、そのまま同プロジェクトの今後の活動に寄付される予定だ。

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