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『ストレンジャー・シングス』シーズン2〜3の空白を描くアニメ版が始動

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
『ストレンジャー・シングス』シーズン2〜3の空白を描くアニメ版が始動
LOS ANGELES, CALIFORNIA - APRIL 18: (L-R) Brett Gips, Brooklyn Davey, Benjamin Plessala, Eric Robles, Ian Graham, Braxton Quinney, Elisha ‘EJ’ Williams and Luca Diaz attend Stranger Things: Tales from '85 special theatrical preview event at AMC Century City 15 on April 18, 2026 in Los Angeles, California. (Photo by Charley Gallay/Getty Images for Netflix)

Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のアニメ版スピンオフである『ストレンジャー・シングス:テイルズ・フロム’85』が、米時間2026年4月23日に配信を開始した。シーズン2と3の間を舞台にした全10話の新作で、早くも賛否両論の評価を集めている。(フロントロウ編集部)

謎の防護服男と、雪の下に潜む新たな恐怖

 舞台は1985年1月の凍てつく町ホーキンス。シーズン2の終盤で次元の扉(ゲート)が閉じられたにもかかわらず、新たな脅威がひそかにこの町へ忍び込んでいる。第1話「ウェルカム・トゥ・ホーキンス、ニューキッド」は、黄色い防護服を身につけた謎の人物がアップサイドダウンの生物を追い詰め、火炎放射器で焼き尽くす場面から幕を開ける。生物の焼け跡から漂い出た緑色の胞子が空中を舞い、雪の上に降り積もって新たな命を宿していく…。

 全10話を通じて、イレブン、マイク、ダスティン、マックス、ルーカス、ウィルたちは「カボチャ・ゾンビ」や蔓状の生物など、見知らぬ新モンスターと対峙することになるという。ゲートが閉じた後もなぜ脅威が続くのか、その謎がシリーズ全体を貫く軸となっている。

声優は全員別人——「80年代土曜朝カートゥーン」の独自路線

 本作ではミリー・ボビー・ブラウンをはじめとするドラマ版オリジナルキャストは一切登場しない。イレブン役をブルックリン・デイヴィー・ノーステッド、マイク役をルカ・ディアス、ダスティン役をブラクストン・クイニーといった、全員が新たな声優陣で構成されている。ゲスト声優には、映画『エルム街の悪夢』でフレディ・クルーガーを演じた俳優ロバート・イングランドも名を連ねている。

 アニメーションはシドニーのフライング・バーク・プロダクションズが担当し、米国の子ども向けアニメ枠で、日本の日曜朝のヒーロー番組に近い文化的位置づけである「80年代の土曜朝のカートゥーン」の雰囲気を再現している。シリーズ生みの親ダファー・ブラザーズとショーン・レビィが製作総指揮を務めている。

批評家は辛口評価が多め

 批評サイトRotten Tomatoesでは65%、Metacriticでは100点満点中52点と決して高いスコアではない様子。米Varietyは「アニメ版はシニカル」と評し、米RogerEbert.comは「怠慢なファン・フィクションと言わざるを得ない」と厳しく断じた。一方、英The Guardianがオリジナルの雰囲気を引き継いでいることや軽やかな楽しさを評価しているほか、複数の批評家は雪に覆われたホーキンスの街並みやネオンカラーに彩られた80年代ビジュアルのクオリティを称賛している。

 専門家の評価は分かれるものの、シーズン2と3のあいだの空白を体験したいファンや、終幕まで見届けたいファンにとっては、チェックしておきたい作品となりそう。

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