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ニッキー・グレイザーが2026年に全米を席巻した理由

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ニッキー・グレイザーが2026年に全米を席巻した理由
LOS ANGELES, CALIFORNIA - MAY 05: Nikki Glaser attends the final of Netflix's "Funny AF with Kevin Hart" at The United Theater on Broadway on May 05, 2026 in Los Angeles, California. (Photo by Leon Bennett/Getty Images)

テイラー・スウィフトのエラズ・ツアーダンサーたちと踊る映像がSNSで拡散し、またも注目を集めたコメディアンがいる。英Just Jaredや米Billboardなどによると、スタンダップコメディアンのニッキー・グレイザーが2026年4月27日(現地時間)、人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』のゲスト審査員として登場し、テイラーのダンサーたちとともに伝説的なパフォーマンスを見せた。ゴールデングローブを制し、TIME100の表紙を飾り、そして今またテイラーとの縁で話題をさらうニッキー——2026年の快進撃はなぜ止まらないのか。(フロントロウ編集部)

『アメリカン・アイドル』でテイラーのダンサーたちと踊った「その瞬間」

Just Jaredによると、ニッキーは同番組初となるテイラー・スウィフト・ナイトにゲスト審査員として招かれた。しかし、審査員席に座っていたのはほんの一部で、エラズ・ツアーの専属ダンサーたちが再集結するや、ニッキーはそのダンサーたちとともにテイラーの楽曲「So High School」のルーティンをステージ上で披露してみせた。

米Primetimerによると、ニッキーがステージの階段に腰を下ろし、ダンサー全員とともにリップシンクを楽しむ姿は撮影され、SNS上で瞬く間に拡散した。このイカした映像は、熱狂的なスウィフティーとしての本領を発揮した瞬間として世界中のファンに届いた。一方でゲスト審査員としても鋭い言葉を発揮し、出場者のケイラ・リチャードソンが披露した「Lover」のパフォーマンスに「もはやその曲とわからないほど」と絶賛し、会場を沸かせた。

実は、ニッキーがこの出演を決めた背景には、新しいHuluコメディスペシャル『Good Girl』のプロモーションもある。HuluはABCと同じディズニー傘下のブランドであり、タイミングが計算されたプロモーション出演でもあった。しかし、それ以上に画面を彩ったのは、スウィフティーとしての純粋な熱量だった。

ゴールデングローブ、NFLアワーズ、TIME100——快進撃の全記録

2026年のニッキーの快進撃は、1月のゴールデングローブ授賞式から始まった。2025年に続き2年連続で司会を務めたニッキーは、史上初めてソロで司会を担った女性として改めてその名を刻んだ。テイラーの楽曲「Style」に乗ってステージに登場した後、モノローグの中にテイラーへのイースターエッグを仕込んだことでスウィフティーたちの心を完全に掴んだ。

2月のスーパーボウル週間には、NFL年間表彰式「NFLアワーズ」にプレゼンターとして登場し、スポーツメディアを含む幅広い層にその名前を届けた。米Varietyによると、ゴールデングローブが視聴者8.7百万人を集める大型放送となり、コメディアンとして一段高い知名度を得たニッキーは、その勢いを保ったまま春を迎えた。

4月にはTIME誌の「最も影響力のある100人」TIME100に選出され、世界同時表紙4枚のうちの1枚を飾った。コメディ界の重鎮クリス・ロックが推薦文を寄せ「彼女は全力で努力するからこそ、恐怖を持つ誠実さがある」と称えた。4月23日にはTIME100ガラの司会も務め、カラ・ペリーやヘイリー・ビーバーら出席者たちを次々とユーモアで包んだ。

スウィフティーとしての「素顔」がニッキーを特別にする理由

ニッキーとテイラーの縁は今に始まったものではない。自他ともに認める熱烈なスウィフティーとして知られるニッキーは、エラズ・ツアーにも参加し、SNS上でもテイラーへの愛を公言し続けてきた。ゴールデングローブのモノローグにテイラーの曲を仕込むのも、もはや「様式美」の域に達している。

しかし際立つのは、ファンとしての熱量を笑いに昇華させるセンスだ。「テイラーが私を自分のツアーに招待しなかったのは賢明だと思う」と自嘲気味に語ったコメントは、スウィフト愛と自己嘲笑を同時に体現する一言として広まった。審査員席でも、TIME100ガラでも、ステージの上でも——どの舞台に立っても、ニッキーは自分の色を失わない。

ゴールデングローブからスーパーボウル週間、TIME100、そして『アメリカン・アイドル』のテイラー・ナイトまで——2026年のニッキー・グレイザーはあらゆる舞台でその存在感を証明し続けている。コメディアンという枠を超え、一つの文化現象になりつつある彼女の次の一手が楽しみだ。

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