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62年ぶりの「抱きしめたい」——ポール・マッカートニーがテイラーの結婚式で演奏した曲が音楽史に残る理由

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62年ぶりの「抱きしめたい」——ポール・マッカートニーがテイラーの結婚式で演奏した曲が音楽史に残る理由
写真:Backgrid/アフロ

 7月3日に行なわれたテイラー・スウィフトとトラビス・ケルシーの結婚式の披露宴で、ポール・マッカートニー(84)がビートルズの名曲「I Want to Hold Your Hand(抱きしめたい)」をライブで披露した。この曲をマッカートニーがステージで演奏したのは1964年以来、約62年ぶりのことだ。(フロントロウ編集部)

1964年のニューヨーク以来——音楽史的な62年ぶりの演奏

 setlist.fmの記録によると、ポール・マッカートニーが最後に「I Want to Hold Your Hand」をライブで演奏したのは、1964年9月20日にビートルズがニューヨーク・パラマウント劇場で行なったコンサートにさかのぼる。その後のソロキャリアで世界中のステージに立ち続けながらも、この曲だけは62年間ライブで演奏されることがなかった。

 マジソン・スクエア・ガーデンでの演奏は、単なるウェディング・パフォーマンスを超えた歴史的な瞬間となった。

スティーヴィー・ニックスとともに彩った夜

 テイラー・スウィフトとトラビスの結婚式の披露宴にはマッカートニーのほか、フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスも登場し、演奏を披露した。テイラーとニックスは長年の親交で知られており、以前フロントロウでもお伝えしたとおり「The Chain」などの楽曲でコラボレーションしたこともある。

 テイラーが2人の生きるレジェンドを一夜に招いたという事実は、彼女の業界内での影響力を改めて示すものだった。

ビートルズとMSG――縁が深い場所での再演

 「I Want to Hold Your Hand」はビートルズが1963年にリリースし、全英1位、翌1964年に全米1位を記録した楽曲。1964年のビートルズのアメリカデビューを象徴する1曲であり、マッカートニーにとって個人的にも特別な意味を持つ曲であることは間違いない。約62年のときを経て、その曲がよりによってMSGで、しかも現代最大級のスターのひとりの結婚式という場で響いたことは、偶然以上の何かを感じさせた。

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