クリステン・スチュワートが長編映画で初めて監督を務めた『The Chronology of Water』(原題)が、邦題『クロノロジー・オブ・ウォーター』として2027年2月5日に日本で公開されることが決まった。メイン場面写真とメイキング写真、ティーザー予告もあわせて公開された。(フロントロウ編集部)

「絶対に私以外には作らせない」
原作は、作家リディア・ユクナヴィッチが2011年に発表し、世界的ベストセラーになった同名の回想録。クリステンは2017年にこの本と出会ったときのことを、「“絶対に私以外には作らせない”と攻撃的なまでの確信を持った。」と振り返っている。
そこから完成までにかかったのは約8年。脚本も自ら手がけたクリステンは「私は8年にわたり脚本を書き続け、何度も書き直しました。書きすぎと言っていいほど書き、500ものバージョンを作った。記憶そのもののように、はかなくて流動的な脚本を形作ろうとしたのです。」と語る。短編映画やミュージックビデオの監督を経ての、満を持した長編デビューだ。
水泳と「書くこと」で人生を取り戻す
物語の主人公は、幼い頃に父親から性的虐待を受け、心と身体に深い傷を負ったリディア。唯一打ち込んでいた水泳で全米代表候補にまで上り詰めるが、傷が妨げとなってその道は絶たれる。アルコールやドラッグ、刹那的な恋愛に身を委ね、結婚と出産、取り返しのつかない喪失を経験したリディアは、やがて「書くこと」に出会い、自らの物語を生き直そうと歩み始める。クリステンはこの過程を16ミリフィルムで撮影した。
2025年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映されると、詩的で大胆な映像表現が評価され、The Hollywood ReporterやRolling Stone、The Telegraphなどが監督デビュー作として高く評価した。

ソーラ・バーチ、キム・ゴードンも出演
17歳から30代までのリディアを演じるのは、『ビバリウム』のイモージェン・プーツ。同じくトラウマを抱える姉クローディアを『ゴーストワールド』のソーラ・バーチ、作家ケン・キージーをジム・ベルーシ、BDSMセラピストのフォトグラファーを元ソニック・ユースのキム・ゴードンが演じる。リドリー・スコットが製作総指揮に名を連ねた。
さらに、クリステンが2013年からアンバサダーを務めるシャネルも「協力」として本作を支援している。『クロノロジー・オブ・ウォーター』は2027年2月5日から、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。



















