映画界を揺るがすセクハラスキャンダルに関する失言で非難されている映画『ジェイソン・ボーン』のマット・デイモンが反省の意を表した。

セクハラ問題を過小評価する発言が波紋

 2017年の10月に明らかになった大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ騒動をキッカケに、ハリウッドのみならず、アメリカ全土、そして世界規模で女性たちのセクハラ告発が相次いでいることについて、12月に出演した米ABCテレビ番組でのインタビューで独自の見解を語ったマット。

画像: 若き日のマットとハーヴェイ。自身の出世作である映画『グッドウィル・ハンティング/旅立ち』を手がけ、友人でもあったハーヴェイが10年以上に渡り女性たちにセクハラやレイプを繰り返していたことについてマットは「全く知らなかった。もし知っていたら止めていた」と語っていた。

若き日のマットとハーヴェイ。自身の出世作である映画『グッドウィル・ハンティング/旅立ち』を手がけ、友人でもあったハーヴェイが10年以上に渡り女性たちにセクハラやレイプを繰り返していたことについてマットは「全く知らなかった。もし知っていたら止めていた」と語っていた。

 「女性たちが勇気を持って自分の体験を語れる時が来たのは素晴らしいと思う」としながらも、「誰かのお尻を軽くポンポンと叩くのとレイプや未成年への性的虐待は違うよね? どちらも撲滅しなくてはいけないけど、レベルが違う」、「一緒にするのは間違っている」などとコメントしたことで、「セクハラ問題を過小評価しすぎている」、「被害者の気持ちを理解していない」と、激しい批判を浴びることに。

 一部では、難しい立場にありながら自分の考えを明らかにした彼への理解や賛同の声も聞かれたが、この失言をキッカケに、自身が出演した2001年の大ヒット作『オーシャンズ11』の女性版リブート作で、2018年公開予定の『オーシャンズ8』へのカメオ出演が決まっているマットに対し、彼の出演中止を求める署名が28,000件以上も集まる事態にまで発展した。

  

「もっといろんな声に耳を傾けるべきだった」

 その後、沈黙を守り続けていたマットだったが、今週朝の人気情報番組Todayに出演。自身の発言を後悔しているとコメントした。

 「今回の件で何を学びましたか? 」との問いに、「口を挟む前に、もっといろんな声に耳を傾けるべきだった」と答えたマットは、「僕にとって絶対的なのは、自分の言った事や行動によって誰かの傷を深めるようなことはしたくないっていうことだ。だから、その点に関しては、本当に申し訳ない」と神妙な面持ちで謝罪の言葉を口に。

 さらにマットは、ハリウッドの女優や映画関係者を中心としてスタートしたタイムズ・アップ運動に触れ、「参加者の女性たちの多くは僕の親愛なる友人たちで、僕は彼女たちのことが大好きだし、尊敬している。彼女たちの活動をサポートするし、僕自身も変化の一部になりたいと思っているよ」としながら、セクハラや性差別の撲滅を目指して行動を起こす女性たちのムーブメントを乗り物に例え、「彼女たちが発進させた車に乗り込みたいけれど、僕はしばらくの間は後部座席に座って、口を閉ざしているべきだと思う」と、今は黙って女性たちの声を聴き、見守ることが最善の方法だと感じていると続けた。

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