人気俳優のジョニー・デップが、自身の人生を綴る600ページにおよぶ自伝本を執筆しているという。

自伝本を執筆しているジョニー

 現在55歳のジョニー・デップが、約2年前から自伝本の執筆をしていることを英GQのインタビューで明かした。

 以前からジョニーが自伝本を制作しているとウワサされていたが、どうやら本を出版する予定であることは本当だったよう。

 元妻のアンバー・ハードとの離婚騒動や、金銭問題、主演映画の関係者との裁判など、ここ数年だけでも、まるで映画のような波乱万丈な人生を送っているジョニー。

画像: 自伝本を執筆しているジョニー

 「アンバーと別れる数ヵ月前から本を書き始めた」というジョニーは、現在300ページほどをすでに書き終えたといい、目標はあと半分。600ページを目指して執筆活動に勤しんでいるそう。

 この本の主な内容は、ジョニーの「たくさんの思い出」を集めた内容になるといい、「どちらかというと、キャンプファイヤーを囲んで雑談をするような」ジョニーの頭の中をのぞくことが出来そうな構成にしたいと語った。

 ジョニーにとって大切な思い出を振り返るこの本には、ジョニーが尊敬してやまない俳優やシンガー、詩人などとのエピソードが記される。

 「美しい思い出や、マーロン・ブランド(俳優)から、ハンター・S・トンプソン(ジャーナリスト)、パティ・スミス(シンガー)、ディラン・トマス(詩人)、アレン・ギンズバーグ(詩人)まで、僕が知っている魔法のような人たちから少しずつかき集めたこととか。彼らに会えて本当にラッキーだと思っている。会った時に書き留めたりしなかったけど、心に残っている思い出がある。その思い出を書くつもり」

衝撃の幼少期を暴露

 さらにジョニーは、執筆中の本で自身の暗い幼少期についても書くことも激白。しかもその「暗い幼少期」というのが、ジョニーが敬愛する今は亡き母親のベティ・スー・パーマーとのゆがんだ関係だった。

画像: 衝撃の幼少期を暴露

 ベティは2016年に、アンバーが離婚を申請する数日前に息を引き取った。昔からジョニーは母親への愛をオープンに語っており、ハリウッドでも有名な仲良し親子として知られていたけれど、本に書かれるというストーリーでは、ジョニーが幼い頃にベティから虐待を受けていたというショッキングな出来事が赤裸々に語られるという。

「僕の幼少期は暗かった。母はフィルターのない人だったから。思ったことや感情をすぐに言うタイプだった。その瞬間、それがどれほど間違っていて邪悪なことだとしても、フィルターをかけない人だった。ぐぁああ!って感じで表現された。母は頭がおかしかったから、自分でも何をしているか分かっていなかったんだよ。母には4人の子供がいて、母は世の中が大嫌いだった。たくさんの言葉の暴力があったかって?ああ、あった。たくさんの身体的な虐待があったかって?あった。しかも終わりなくね。肉体的な痛みを受けることが当たり前のこととなるくらい。でも最後の4、5年は何というか…、うん、あれもかなりダークな時だった」

 過去のトラウマを振り返ったジョニーは、「なんていうか、こういうことを書いて面白いのは、何年か経って読み返すことができること。そしてまた同じ気持ちになるんだけど、でも成長しているから、ほかのことを違う視点からはっきり見られるようになるんだ。そうしたらいつか、『今のあんたらに何ができる?俺を傷つけるにはほかに何が出来る?』って言えるようになるんじゃないかな」と、自分の辛い経験を文字にすることが癒しになっていると話した。

 衝撃的な内容がたくさん詰め込まれることが予想されるジョニーの自伝本。600ページにわたる本には、果たしてどんなストーリーが語られるのか。(フロントロウ編集部)

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