あの「声のキャスト」は戻ってくるのか?
ドリームワークス・アニメーションの人気映画『シュレック』と『長ぐつをはいたネコ』が、 映画『ミニオンズ』などを大成功させたプロデューサーのクリス・メレダンドリの手でリブートされることが発表された。
これを受けて、オリジナル作品のファンたちが歓喜するなか、一部で密かに心配されている「ある事」がある。
それは、声の出演を担当するキャストに関すること。
クリスは米Varietyに対し、これまでに公開されている『シュレック』シリーズでメインキャラクターたちの声を手がけた声優陣を再集結させることを熱望していると明らかに。
「オリジナル版での声の演技は素晴らしいものでした。もちろん完全に新しい作品として作ることもできますが、私としては、オリジナルのキャストたちにまた戻って来てあの懐かしい声を聞かせて欲しいという想いもあります」と語り、主人公のシュレックを担当したマイク・マイヤーズ、ドンキーの声を演じたエディ・マーフィー、スピンオフ作品の『長靴をはいたネコ』で主人公の声を演じたアントニオ・ヴァンデラスらにリブート版への出演を打診する意向があることを示した。
オリジナル版の声のキャストが再集結することとなると、ファンにとっては絶対に欠けて欲しくないのが、物語のヒロインである「フィオナ姫」を演じた女優のキャメロン・ディアスの存在。
しかし、キャメロンは、2014年に公開されたミュージカル映画『ANNIE/アニー』出演以降、すっかり公の場から姿を消し、女優業を引退したとウワサに。2018年3月には自ら「女優業を引退した」と明言して説を認め、現在は芸能活動を一切ストップして一般人としての生活を送っている。
プロデューサーのクリスがマイクやエディ、アントニオらにカムバックを依頼するとなると、おそらくキャメロンにも声がかかることは確実だが、自らの意思で女優業から遠のいている彼女が、再びスポットライトの下に戻って来てくれるのかどうかが気になるところ。
『シュレック』のリブート版が一体どんな作品になるのかという目途は立っていないとしながらも、クリスは新たな世代の視聴者たちが『シュレック』と仲間たちが繰り広げるおとぎ話の世界に出会うのはそう遠くない未来のことだと自信を持って話している。
シリーズ第1弾がアカデミー賞長編アニメ賞に輝いたほか、シリーズ全5作の世界興行収入が35億ドル(約3,850億円)を超える人気作となった『シュレック』。リブート版では一体どんな物語が描かれることになるのか、そして声のキャストたちの再集結は実現するのか、期待が高まる。(フロントロウ編集部)