「薬をやめて6ヵ月」
連日ツイッターを賑わせているカニエ・ウェストが、自身が抱えるメンタルヘルスについて意見をあらわにした。
躁うつ病と呼ばれる双極性障害を抱えているカニエは、今の社会には精神障がいを持つ人々への理解が足りないと指摘。
「メンタルヘルスをジョークにしないでくれ」と訴えたカニエは、「精神病院で精神障がいと診断されることを選ぶ人はいないだろう。でも神様は僕を選び、病を公けにして歩んでいくと決めた。そしてそれは素晴らしいこと」だと語り、自身の抱える障がいを素晴らしいものと表現した。
カニエは自身の楽曲「Yikes」の歌詞で「障がいじゃない、スーパーパワーだ。僕はスーパーヒーロー」と歌っているように、自身のメンタルヘルスをポジティブに受け入れているよう。
そんなカニエは、「僕はメンタルヘルスを抱えている人が社会から排除されることを直接経験することができる。そんなやつの言うことは聞くな、クレイジーだから。洗脳されている、なぜならクレイジーだからだ」とツイートするとともに、「僕は(メンタルヘルスを)どう対処すべきか知らない人たちを責めない。社会として僕たちは一緒に学んでいけばいい」と、社会に向けてメッセージを送った。
そしてカニエはメンタルヘルスに関連して、新曲を制作していることを告白し、薬の摂取をなんと半年間も控えていることも暴露。
「今取り掛かっている新曲が気に入っている。薬をやめて6ヵ月、自分に戻れた感じ。ダーク・ファンタジーがやってくる時もツイートの嵐を起こしていたのを覚えている」
このツイートでカニエは、薬を服用してきた時期をダーク・ファンタジーと呼び、今回、異常行動と言われた連続ツイートは、薬を服用していた時期もやっており、この行為が薬の服用とは関係ないことを主張した。
ちなみにカニエは、過去に医者から薬物中毒にされていると発言し、薬物療法に否定的な意見を持っていることを明かしている。
カニエが抱える双極性障害は、医学的に薬物療法が不可欠と言われているなかで、今回6ヵ月もの間、薬を服用していないことを明かしたことで、一部のファンからは心配の声が寄せられている。(フロントロウ編集部)