強盗事件、盟友との不仲、プチ整形、処方薬依存…幅広い話題に言及
ここ最近になり、しばらく更新していなかったツイッターを突然再開し、独自の思想を展開して注目を集めているカニエ。今週、米メディア、TMZのオフィスで行われたインタビューでは、「奴隷制度は選択肢だった」と、思わず耳を疑ってしまうようなトンデモ発言をして世間から大バッシングを受けているが、同インタビューで彼が語ったのはこれだけではなかった。
これまで世間が気になっていたあの件から、驚きの初告白まで3つのトピックに関するカニエの見解を紹介。
妻キム・カーダシアンを襲った強盗事件について:
2016月10月、フランス・パリに滞在中だったカニエの妻でリアリティスターのキム・カーダシアンの宿泊先に覆面強盗が押し入り、拘束されて銃を突き付けられたうえ10億円相当の金品を奪われた事件について、カニエは当時の恐怖と憤りを語った。
「キムが事件の夜に耳にした男たちの会話のなかで、奴らは俺が彼女の元を去るのを待ってから襲撃しなければと言っていた。奴らは長い時間をかけて、犯行を企て戦略を練っていたのさ。だから、あの時、キムが1人でパリ入りした時、奴らは『絶好のチャンスだ』って思ったんだろうな。でも、その翌日、俺が飛行機で(パリに)降り立ったのを見て『やっぱり、計画は中止だ』となったようだ。でもまたその数日後に俺はパリを後にした…俺は自分の妻が強盗に遭ったということをステージの上で知らされたよ」
当時、カニエはツアー公演中のステージでキムの身が危険に晒されたことを知り、ライヴを中断。観客たちに「緊急事態が起きた」とだけ説明し、その足でパリへと向かった。
ジェイ・Z&ビヨンセ夫妻との不仲について:
ヒップホップ界の大親友として知られながら、ここ数年、不仲説が囁かれているカニエとラッパーのジェイ・Z。2016年にはカニエがステージ上で観客に向かって突然ジェイに対する不満をぶちまけ、それに対してジェイが楽曲内にカニエに対する批判を匂わせるリリックを織り交ぜるなど、ファンたちを騒然とさせているが、カニエは今回のインタビューで現在のジェイとの関係についてもコメント。
メールを送り合う仲にまで回復したとしながらも、ジェイと彼の妻ビヨンセが2014年に行われた自身とキムの結婚式に出席してくれなかった事を今でも根に持っている様子でこう語った。
「ジェイとは会ってないけど、彼の気持ちは解ってる。俺たちの結婚式に来てくれなかったことには傷ついたさ。彼らだって自分たちの問題を優先しなくちゃいけなかったんだろうけど、もしファミリーだったら、結婚式には絶対来てくれるはずだろ。このインタビューを通じてネガティブなメッセージを送るつもりはないけど、俺の心の内は言っておかなきゃな。もう、許してはいるけど、当時は傷ついたってことさ」
脂肪吸引手術と処方薬依存について:
今回のインタビューで処方鎮痛薬であるオピオイドに依存していた時期があったことを明かしたカニエ。オピオイドを日常的に服用することになった経緯について説明したカニエは、じつは世間の視線を気にしてお腹の脂肪を吸引する整形手術を受けていたことを初告白。
「みんなのために、見た目を良くしようと整形手術を受けたよ。(妻キムの弟の)ロブ・カーダシアンみたいにデブだって言われたくなかったから、脂肪吸引を受けたんだ。ロブは俺とキムの結婚式でデブ呼ばわりされたことで、予定より早く帰っちまったからな。俺は世間にデブだと言われたくなかった。だから脂肪吸引を受けたんだ。それがキッカケでオピオイドを2錠ずつ飲むようになっちまった」
2016年末に「睡眠不足と脱水のため一時的な精神障害に苦しんでいる」としてロサンゼルス市内の病院に緊急入院した2日前にも、この鎮痛剤を服用しており、当時は「オピオイド依存になっていた」と話したカニエ。さらに同時期に当時大統領選の最中だったトランプ大統領の元を訪問した際も「ドラッグ漬けだった」と明かした。
現在は、週に1~2錠と自身の判断で医師に指導されているよりも少ない服用量に留めているという。
インタビューの最後には、白熱した様子で思わず立ち上がり、「俺たちは(医師たちに)ドラッグ中毒にされている」「ほかの人間の意見に従っている。俺たちはメディアによってコントロールされている。そして今日。すべてが変わる! 」とシャウトしていたカニエ。
最も問題視されている「奴隷は選択肢」発言に対する批判が相次ぐ中、そのほかの衝撃発言の数々も波紋を呼んでいる。