プライベートでお忍び来日しては、敬愛する日本人アーティストの村上隆氏やアニメ『AKIRA』の原作者である大友克洋氏と面会したり、日本に自身のスタッフを派遣して、いろんなアイテムを買い漁らせたりと、とにかく日本への愛が止まらないラッパーのカニエ・ウェスト。
そんなカニエが、ニューヨーク滞在中にある「日本人」の行方を捜していた。
カニエが対面を熱望していたのは、世界的に人気のアクションゲーム『メタルギア』シリーズや『デス・ストランディング』などで知られるゲームクリエイターの小島秀夫監督。
米現地時間の12月14日から12月17日にかけて、100件以上ものツイートを通じてラッパーのドレイクに対して怒りをぶつけ、シンガーのアリアナ・グランデの冗談に反論するなど怒涛のツイート大連発を行なっていたカニエだったが、その最中に、じつは小島監督に宛てて、こんなメッセージを発信していた。
「小島秀夫氏がニューヨークにいると聞いた。俺たちは会うべきだ。誰か彼と連絡を取る方法を知らないか?」
「小島監督、どうか今日俺と会ってくれませんか? 俺も今ニューヨークにいます」
このカニエの小島監督への急なお願いに対し、ゲーム業界の功績をたたえる毎年恒例のアワード「ザ・ゲーム・アワード(TheGame Award)」のプロデューサーであるジェフ・ケイリーが「私がなんとかしましょう」と返答。カニエと小島監督の橋渡し役となることを買って出た。
その後、カニエと小島監督の対面が実現したかについては、現時点では明らかになっていないが、欲しい物は何としてでも手に入れ、会いたい人には何としてでも会う性格のカニエだけに、もし今回ニューヨークで小島監督に会えなかったとしても、近い将来何らかの形でコンタクトをとる可能性が高い。(フロントロウ編集部)