第61回を迎えたグラミー賞2019にミシェル・オバマ元米大統領夫人がサプライズ登場して、一瞬にして授賞式の話題を乗っ取ってしまった。(フロントロウ編集部)

 日本時間11日早朝から開催されているグラミー賞で、アリシア・キーズ、レディー・ガガ、ジェイダ・ピンケット・スミス、ジェニファー・ロペスと共にステージに立ったミシェル・オバマ元大統領夫人。

画像1: グラミー賞2019にミシェル・オバマ夫人が現れて授賞式を「乗っ取る」

 女性陣は「音楽の大切さ」をテーマにスピーチを行ない、ガガ、ジェニファー、ジェイダの順でスピーチをしていったのだが、会場の空気が変わったのが、ミシェル夫人がマイクを口に当てた時。

 それまで観客席からは各セレブのスピーチ終わりに拍手と歓声がおくられていたが、ミシェル夫人の順番になり夫人が「モータウンの時代から…」と口を開いた途端、会場からはスピーチをかき消すほどの大歓声が。目に涙を浮かべるセレブさえいて、音楽アワードで、元大統領夫人がスポットライトを奪った。

ミシェル・オバマ元米大統領夫人のスピーチ全訳
「みなさんもそうだと思いますが、音楽はつねに自分の物語を伝える手助けをしてくれました。カントリーだろうが、ラップだろうが、ロックだろうが、音楽は、尊厳や悲しみ、希望や喜びをまわりに共有する手助けをして、他人の思いに耳を傾け、他人に打ち明ける機会を与えてくれます。音楽はすべての歌声、音符、曲につまったすべての物語に価値があるのだと教えてくれるのです」

画像2: グラミー賞2019にミシェル・オバマ夫人が現れて授賞式を「乗っ取る」

 ミシェル夫人がグラミー賞にサプライズ登場したことは生放送を見ていた視聴者の間でも話題となり、ツイッターでは夫人の名前がワールドトレンド入り。フィフス・ハーモニーのノーマニが「ミシェル・オバマ。これが私のツイート」と、ニック・キャノンが「永遠のファーストレディーが仰せだ」とツイートするなど、セレブも大盛り上がり。

 そして夫人はステージを降りた後にインスタグラムで、「誕生日だろうと、仕事終わりのちょっとした近況報告だろうと、人生における重大イベントだろうと、女友達のためにきちんと姿を見せること。私にとって友情とはそういうことです。だから、唯一無二のアリシア・キーズのためにグラミー賞に参加できたことを嬉しく思います。彼女は本当に寛大で、優しく、思いやりのある人です。音楽が与えてくれる結束力を祝福する機会を作るのに、彼女ほどの適任者はいません」とコメントして、アリシアとの絆の強さを示した。(フロントロウ編集部)

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