“プライバシー優先”のメーガン妃の考え方が影響
英現地時間5月6日、第1子となる男児を出産したイギリス王室のメーガン妃が、夫であるヘンリー王子の兄ウィリアム王子の妻キャサリン妃や、生きていれば義母にあたるダイアナ元妃のように、出産後すぐに赤ちゃんをお披露目しなかった理由が関係者の証言によって明らかに。
王室では出産をした病院の前で簡易的な会見を開き、集まった報道陣の前で赤ちゃんをお披露目するのが慣例となっており、ダイアナ元妃やキャサリン妃もそのならわしに従って出産直後のお披露目を行なってきた。2018年に第3子となるルイ王子を産んだキャサリン妃は、出産からわずか7時間後に“スピード退院”をして話題になったことも。
しかし、米Page Sixによると、元々出産に関して「プライバシーを優先させたい」と考えていたメーガン妃は、出産という壮絶な体験をした直後に大勢の人たちの前に姿を現さなければならかったキャサリン妃のことを、「気の毒」と感じたそうで、自分が出産をする時はすぐにお披露目しないことを早い段階で決めていたという。
王位継承順位が大きく関係
また、同誌によれば今回誕生した男児の“王位継承順位”も大きく関係しているとのこと。現在、王位継承順位「1位」のチャールズ皇太子に次いで、「2位」のウィリアム王子に対し、ヘンリー王子は「6位」。将来的に国王になることがほぼ確定しているウィリアム王子の子供たちはそれぞれ、長男のジョージ王子が「3位」、長女のシャーロット王女が「4位」、次男のルイ王子が「5位」と、ヘンリー王子よりも王位継承順位が上なのだ。
つまり、ウィリアム王子&キャサリン妃の子供たちの場合、“未来の国王の子供”という理由で世間の注目を一身に集める存在であることから、早い段階でお披露目せざるを得ない大人の事情が絡んでいる。とくに、父のウィリアム王子と同じく未来の国王の座を約束されているジョージ王子と、ヘンリー王子とメーガン妃の第1子(王位継承順位7位)では、この先歩む人生がまったく異なる。
ちなみに、ヘンリー王子は念願の第1子が誕生した5月6日に開いた会見で、「2~3日中にもベビーの姿をお披露目したい」と語っていた。(フロントロウ編集部)