大成功を収めているコスメブランド、カイリー・コスメティックス（Kylie Cosmetics）に続きスキンケアアイテムを中心に取り扱う新ブランド「カイリー・スキン（Kylie Skin）」を立ち上げたリアリティスターのカイリー・ジェンナー。
カイリー・スキンのアイテムを使い、自らレビューする様子などをSNS公開し、商品をアピールしているカイリーだが、彼女が洗顔料を使って顔を洗う動画に批判が殺到している。
問題の動画の中で、泡で出てくるフォームタイプの洗顔料を使って顔を洗って見せたカイリー。しかし、軽く泡を顔全体に伸ばすと、よく擦りもせずに、すぐに水でささっとすすいでタオルで水滴をオフ。
洗顔の際は、最低でも60秒は洗顔料をなじませてから、すすぎ洗いをするというのが海外では定説となっているが、カイリーは洗顔にその10分の1くらいの時間しか費やしていなかった。
この洗い方でしっかりと顔の汚れが落ちていれば何も問題は無いのだが、きちんと洗顔できていない証拠に、カイリーが顔を拭いた後の真っ白なタオルには、ファンデーションの染みがべったり…。
タオルには洗い切れていないファンデーションがべったり。©Kylie Skin/ Instagram
メイク落としならまだしも、洗顔料のレビュー動画といえば、すっぴんの状態で顔を洗う姿を公開することが多いが、カイリーは一見すっぴんのように見えるものの、じつはバッチリと“すっぴん風”のメイクをしていたことも判明。
さらに、肌がキレイに見えるフィルターを使って撮影しているため、「洗顔料の実際の使用感がぜんぜん伝わってこない」と多くの女性たちが不信感を募らせている。
カイリーの下手すぎる洗顔動画には、「こんな顔の洗い方をする女性はいない」、「明らかにメイクが残ってしまっているのに、そんな動画を平気で公開する神経が信じられない」、「カイリーは実際にはこの製品を使ってないんじゃないの？」、「これじゃ、詐欺でしょ」といった厳しい意見が多数上がっている。
商品の実際の効果や使用感よりも、自分が美しく見えることを優先してしまったために起こってしまったとみられる今回のカイリーの失態。
一部では、カイリーのプロモーションの仕方を、同じくコスメブランドをプロデュースしているシンガーのリアーナの“女性たちのリアル”に寄り添った手法と比較して、「リアーナだったら絶対こんなことはしない」と発言する人も。
肌という土台を整えるスキンケアに特化したコスメブランドを成功させるには、カイリーがこれまで監修してきたリップキットやアイシャドウなどのカラーコスメよりも、顧客たちからより大きな信頼を得ることが重要となる。
今回の洗顔動画がきっかけで、だいぶ多くの人々の信頼を失ってしまったカイリー。若くしてやり手のビジネスウーマンとして名を馳せている彼女だけに、信用回復のために、今後、どんな手に出るのかに注目。（フロントロウ編集部）
