長年の恋人と離婚したブラッド・ピット
ブラッド・ピットは、10年以上にわたってパートナーだったアンジェリーナ・ジョリーと2016年に離婚を申請。おしどり夫婦として知られた2人だったけれど、離婚裁判は泥沼化してファンの注目を集めた。
そんな離婚裁判中に撮影されていたのが、現在公開中のブラッド主演映画『アド・アストラ』。ストーリーはある父子の関係が軸となるもので、ブラッドは制作中に男らしさなどについて深く考えたと明かしている。
ブラッドにとって思い出深い『アド・アストラ』に関して、米NPRのインタビューで、役作りに離婚は影響したかと聞かれたブラッドは当時の思いを振り返った。
「家族の分裂は、もちろん、自分をハッとさせるものだった」
過去には、「離婚によって顔を平手打ちされたような気持ちだった」と話していたブラッドは、その過程であることを深く考えたという。
「僕は、離婚において自分の非を理解しなくてはいけなかった。そして自分がマシになるには、なにが出来るかをね」
ブラッドは2017年に、アンジェリーナとの離婚の原因には自身の飲酒癖もあったと明かしており、離婚は一方的に引き起こされたものではなく自分の過失もあると認めている。
その後、約1年半にわたって禁酒会(アルコール中毒者更生会)に参加したことも公表。男同士で弱さを見せ合えたことは良い経験だったそうで、今年2019年のベネチア国際映画祭では、男らしさを“持たない”ほうが愛する人達と良い関係が築けるのではないかという持論を述べたほど。
愛する家族との関係のために、まず自分と向き合い行動したブラッド。現在はアンジェリーナとの関係も落ち着いてきており、子供たちを育てるために協力していると言われている。(フロントロウ編集部)