シンガーのテイラー・スウィフトが長年にわたって因縁のバトルを繰り広げてきた“宿敵”が、思いもよらぬ行動に。「歩み寄りの姿勢を見せた?」と海外のファンたちを騒然とさせている意味深な動きって? (フロントロウ編集部)
あの“宿敵”が歩み寄り?
まもなく来日し、11月7日(木)には日本テレビ系情報番組『スッキリ!』に約5年ぶり4度目となる出演を果たすシンガーのテイラー・スウィフト。
来日を控えたテイラーの背中を押すような、さりげないながらもポジティブだととらえられる、ある出来事が海外のテイラーファンたちの間で話題となっている。
その出来事とは、テイラーが10年以上にもわたって壮絶なバトルを繰り広げているラッパーのカニエ・ウェストの妻でリアリティスターのキム・カーダシアンが見せた思いがけない行動。
テイラーvsキム&カニエ夫妻のバトルを振り返る
2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでカニエがテイラーのスピーチを妨害した事件を発端に、10年以上に渡ってバトルを繰り広げているテイラーとカニエ。一時は関係が回復したと言われていたものの、2016年にカニエが発表した楽曲『フェイマス』の中に、テイラーを侮辱するような歌詞が含まれていたことや、同曲のMVに全裸のテイラーを模したろう人形を登場させたことでバトルが再燃。テイラーはこの夏行なったインタビューの中で、カニエ&キム夫妻とのバトルがきっかけで、「壮大なネットいじめの標的になった」と苦悩した当時のことを振り返っている。
一時は仲が良かったものの、カニエの肩を持つあまり、これまでテイラーに対して「嘘つき」、「裏切り者」といった意味を持つヘビの絵文字を使ってバッシングをするなど、挑発的な行動を繰り返してきたキム。
テイラーに対してネガティブな感情を持ち続けていると思われていたキムだが、今週、彼女がインスタグラムストーリーで公開した動画のBGMにテイラーのヒット曲「ラヴァー」が流れていることを、目ざとい、もとい、“耳ざとい”テイラーファンが発見した。
Did anyone notice Kim was playing Lover in the background??? Does this mean the truce is over???? I hope so! @KimKardashian @taylorswift13 @taylornation13 pic.twitter.com/hO7sbG3r8T
— Ishita Garg (@IshitaGarg12) November 1, 2019
スタジオでの写真撮影中に撮られたこの動画は、キムのお抱えメイクアップアーティストとヘアスタイリストが冗談まじりに言い争いをする様子を収めたもので、キムが笑いながら2人をなだめるという、何気ないもの。
キム本人は声のみの登場だが、彼女がスタジオ内でテイラーの楽曲を聴きながら撮影を行っていたという事実に、「キムがテイラーの音楽を聴いている!」、「これって、テイラーとのバトルは休戦って意味ととらえていいのかな?」、「キムがテイラーに歩み寄りの姿勢を見せた?」とテイラーのファンたちが驚きのリアクションを見せている。
セレブたちが写真撮影を行なう場合、お気に入りの音楽をかけて気分を高めたりすることが多いが、キムの場合は彼女自身のチョイスだったのか、それともただの偶然流れてきただけなのか…?
おそらく深い意味は無く、後者である可能性が高いが、2019年の年明けに出演したトーク番組の中でキムは、テイラーとのバトルについて「もう終わったこと。お互いにもう前に進んでるわ」とコメント。さらに、その際、司会者からの「もしエレベーターに一緒に閉じ込められることがあるとしたら、ラッパーのドレイクとテイラー、どちらがいい?」という質問にも「テイラーのほうがいい」と即答し、テイラーに対して敵対心は無いことを明かしていた。
一方のテイラーは、9月に公開された米Rolling Stonesとのインタビューで「私はこれ以上、彼とのことについて話したくない。感情的になっちゃうから。一日中ネガティブなことについて話すなんて嫌だもん」と、カニエやキムが自分にしたことを許したわけではないものの、彼にまつわる事柄については、もう話したくないとコメントしていた。(フロントロウ編集部)