セレーナについて歌った楽曲はお蔵入り?
先日、ザ・ウィークエンドが、日本語に訳すと「セレーナのように」という意味になる「Like Selena(ライク・セレーナ)」という曲名の楽曲を、自身の本名であるエイベル・テスファイをパフォーマー(奏者)としてASCAP(※)に登録を行なったことをフロントロウでお伝えしたが、最近になってその申請を取り下げたことを、米ETをはじめとする複数のメディアが報じている。
※The American Society of Composers, Authors and Publishers(米国作曲家作詞家出版者協会)の略。
ETによると、数日前まで存在していた「ライク・セレーナ」に関する情報が記載されたページが、ASCAPのサイトからなくなっていたそうで、ザ・ウィークエンド側が登録することを取りやめた可能性が高いという。
「セレーナ」という名前を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ザ・ウィークエンドが2017年1月から10月にかけて、約10ヵ月間にわたって交際していたシンガーのセレーナ・ゴメス。
ザ・ウィークエンドは、過去にもセレーナを連想させる楽曲を発表したことがあり、破局から約半年後にリリースしたEP『マイ・ディアー・メランコリー(My Dear Melancholy)』に収録されている「コール・アウト・マイ・ネーム(Call Out My Name)」と「トライ・ミー(Try Me)」は、その歌詞の内容から、セレーナとの失恋について歌った楽曲なのではないかと言われている。
2019年は音楽活動でとくに目立った動きがなかったが、突如、11月末に2曲の新曲「ハートレス(Hearless)」「ブラインディング・ライツ(Blinding Lights)」をたて続けにリリースしたザ・ウィークエンド。ファンのあいだでは、早ければ次に「ライク・セレーナ」がリリースされることが予想されていたが、「ライク・セレーナ」は“幻の曲”になってしまったようだ。
日本語に直訳すると「心がない」、つまり「無情な」「冷酷な」といった意味になる「ハートレス(Heartless)」というタイトルがつけられた新曲は、元恋人でモデルのベラ・ハディッドと交際していた時期を振り返って書かれたものだとされている。
ちなみに、まだ正式な発表はされていないが、ザ・ウィークエンドは近々ニューアルバムの発売を予定している。(フロントロウ編集部)