セレーナ・ゴメスが13年来の親友のテイラー・スウィフトが自分の楽曲を聴いて涙した「本当の理由」を告白。セレーナと元恋人ジャスティン・ビーバーの“腐れ縁”についてよく知るテイラーならではの安堵とは? (フロントロウ編集部)

楽曲に涙した「本当の理由」

 シンガーのセレーナ・ゴメスは、2020年1月10日にリリースする4年3ヵ月ぶりのニューアルバム『レア(Rare)』からの先行シングルとして、10月末に2日連続で「Lose You to Love Me(ルーズ・ユー・トゥー・ラブ・ミー)」と「Look at Her Now(ルック・アット・ハー・ナウ)」をリリース。

 これらの2曲は、いずれも、約10年間にわたってくっついたり離れたりの複雑な恋愛模様を繰り広げた元恋人でシンガーのジャスティン・ビーバーとの関係に終止符を打つことについて歌った楽曲だと言われているが、セレーナは以前、この楽曲のMVを親友のテイラー・スウィフトと彼女の母親のアンドレアにいち早く視聴してもらった際、テイラーとアンドレアがそろって涙を流したというエピソードを明かしていた。

「テイラーとテイラーの両親の前で、あの曲を流してMVを見せたとき、テイラーと彼女のママは泣き出したの。それは、エモーショナルな楽曲だからというわけじゃなかった。テイラーたちは私に、『あなたが今日ここに来てくれたことが本当に嬉しい。あなたが色んな事を経験するのを見てきたからこそ、今という瞬間は最高にクールだわ』と言ってくれた。それは私にとって、とても大きな意味を持つことだったわ」—アップル・ミュージックのラジオ番組『Beats
1(ビーツ・ワン)』で語って

 つい先日出演した英ラジオ局KISS FM UKの番組『Breakfast With』でのトーク中に、セレーナは、この件についてさらに掘り下げて言及。

番組のホストたちと。

 「MVを観てくれる? 」とテイラーに提案した際、「いいね、もちろん!」と、それに同意したテイラーが、いきなり部屋中の照明を消して“雰囲気づくり”をし始めたために、「いや、そんな大袈裟にしなくても…」と思わずツッコミを入れてしまったという笑い話を織り交ぜて語り始めたセレーナは、改めて当時の状況を振り返ったうえで、テイラーが、なぜ自分の楽曲を聴いて涙したのかについて、こんな風に説明した。

「MVが始まると、テイラーと彼女のママは泣き出しちゃって…次から次へと、どんどん涙が溢れてた。今思い出しても泣いちゃいそうだけど…それは、曲が素晴らしいとかそういう涙じゃなくて、これまでの道のりを私とずっと一緒に歩んできてくれた2人が、私がそれまでに経験した嫌がらせとか精神的なカオスとか、そういう恐ろしいものとは距離を置いて、人生の新たなチャプターに進むことをすごく誇りに思ってくれたからこその反応だったと思う。テイラーと彼女のママがそんな風に感じてくれたことは、私にとって、やっと大きな安堵のため息をつけるような、安心できる出来事だった。すごく、思いやりを感じたわ。だって、2人は私にとって姉と叔母のような存在だから。愛する2人にそんな風に誇りに思ってもらえて最高に嬉しかった」

 “嫌がらせ”や“精神的カオス”という言葉を使って、ジャスティンとのアップダウンの激しい関係と、それに対する世間からのネガティブなリアクションのせいで、メンタル的にかなり追い詰められていたことを遠まわしに明かしたセレーナ。

画像: 2017年に復縁がウワサされた際のセレーナとジャスティン。

2017年に復縁がウワサされた際のセレーナとジャスティン。

 彼女いわく、そんなセレーナの苦悩を間近で見てきた親友のテイラーは、ついに彼女が過去に見切りをつけて前に進む覚悟を決めたことや、楽曲を通じて自分の想いを表現するという成長ぶりを心から誇りに思い、喜びの涙を流したという。

 テイラーは、セレーナの「ルーズ・ユー・トゥー・ラブ・ミー」を「この曲は、セレーナにとって最高傑作だと思う」と絶賛。さらに、「彼女のように、さまざまな人生経験を経て、ツラい体験をした人が、自分の経験をアートとして昇華させて、それによって、多くの人々の助けになろうとするのは、本当に素晴らしいことだと思う」と、自分のプライベートでの葛藤を糧に、ほかの人を勇気づけたり励まそうとしているセレーナの健気さに感銘を受けたとコメントしている。(フロントロウ編集部)

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