ハリーが幼少期を過ごした家がAirbnbに
映画『ハリー・ポッター』シリーズに登場した、主人公のハリーが幼少期を過ごした家の一室が民泊サイトAirbnb(エアビーアンドビー)で貸し出されている。
“ハリーが幼少期を過ごした家”といっても、両親を亡くしたハリーが引き取られた親戚のダーズリー家の邸宅ではなく、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝』に登場した、ハリーにとっては“生家”となる彼の母リリーと父ジェームズが暮らしていた家。
イングランドのサフォーク州ラベンハムにあるこの家は、14~17世紀には、地元の名士だったデ・ヴェール家に所有されていたもの。その後はベッド・アンド・ブレックファスト(朝食のみを提供する民宿)が運営されていたため、オーナーが暮らしていた住居部分と客室用に区別されている。
2017年に129万ドル(約1億4,151万円)で売りに出され、現在の持ち主の手に渡ったが、ハリー人気にあやかって、もともとベッド・アンド・ブレックファストのゲスト用として貸し出されていた部屋を活用して民泊事業を始めたということのよう。
特徴的な外観と比べ、内部は、ヨーロッパの邸宅によくあるアットホームかつ歴史を感じるつくりとなっているこちらの邸宅。
バスルーム付きのベッドルームには2名まで宿泊可能で、暖炉がついたゲスト専用のリビングルームや中庭へのアクセスのほか、朝は無料の朝食もついてくるのだそう。宿泊価格は1泊あたり150ポンド(約21,000円)と比較的良心的な価格(※)となっている。
※価格は変動する可能性あり。
この物件があるラベンハムの街は、中世の街並みが残るイギリス有数の場所として知られており、ヨーロッパの歴史を堪能したいという人にはぴったりの観光地。
2020年の6月までは、ほぼ予約がいっぱいとなっているが、日本でも学生たちが夏休みに入る8月以降にはまだ空きがありそう。
この家は、ヴォルデモート卿の襲撃を受け、リリーとジェームズが命を落とした場所としても知られているため、なんとなく気味が悪い感じもするかもしれないが、『ハリー・ポッター』の世界観に浸りたい人は、今後の休暇先として検討してみては? (フロントロウ編集部)