「The Man」のMVが公開へ
シンガーのテイラー・スウィフトのアルバム『ラヴァー(Lover)』からの第4弾シングルとなる「The Man(ザ・マン)」のMVが日本時間の2月27日夜9時に公開。
「もし自分が男性だったとしたら、これまでに下した選択や、成し遂げた功績、おかした過ちはどんな風にとらえられるだろう?」とイメージしながら、これまでとは視点を変えて作ったという「ザ・マン」で、テイラーは、男性たちを優遇し続けてきた社会の不平等さを指摘し、女性たちが努力に値する正当な評価を得られるようになるべきだと主張している。
「The Man」の世界観をアニメで表現したリリック・ビデオ
女性の権利向上や性差別撤廃に積極的に取り組んでいることで知られるテイラーは、先行公開されたリリック・ビデオに続いてお披露目される「The Man」のMVを自ら監督。
自身がメガホンを取った渾身のMVの公開をツイッターやインスタグラムを通じて告知したテイラーだが、彼女が公開した1枚の先行ショットに、一部のファンたちが驚きのリアクションを見せている。
「19本の手」の意味は?
これまでに発表した楽曲やMVはもちろん、インスタグラムに投稿する写真にも、公に発信する情報には、自身のプライベートやキャリアにまつわる何らかの重要なヒントを潜ませる傾向にあることで知られるテイラー。
ファンの間では、彼女が出したヒントをもとに、秘められたメッセージをひも解こうと推理合戦が繰り広げられるのがもはや恒例となっているが、MVの公開を2日後に控えた25日、テイラーは、そんなファンたちを牽制、もしくは、翻弄するかのように、こんなメッセージとともに、「The Man」のMVの公開日時を記した写真を公開した。
廊下には19本の手が写ってるけど、「The Man」のMVはあと2日で公開されるからね
この19本の手が一体何を意味するのか、現時点でその答えに辿り着いたファンはいないようだが、一部では、「カメオ主演する著名人の数が19人なのではないか? 」といった予想も。
さらに、テイラーが特別賞である「ウーマン・オブ・ザ・ディケイド」を受賞した米Billboard主催のイベント、ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック(Billboard Women in Music)のスピーチの中で名前を挙げた、女性アーティストたちの数が18人であり、それに自分を加えた数が19人となることにちなんでいるのではないかという説もある。
“宿敵”の自宅に酷似
そして、もう1つ注目すべきは、舞台となっている“廊下”。
この廊下の構造が、テイラーが10年以上にわたって熾烈なバトルを繰り広げている、ラッパーのカニエ・ウェストと彼の妻でリアリティスターのキム・カーダシアンの自宅に酷似していると話題になっている。
この比較にハッとさせられた人々は、まさか、テイラーが“宿敵”と言われるカニエ&キムの自宅でMVを撮影したのかと興味深々。
夫妻の自宅内部といえば、超ミニマリストで生活感の無い特徴的なデザインで知られているが、果たして、テイラーが夫妻の家の廊下を彷彿とさせる場所をMVの舞台に選んだのは、偶然か、それとも、何か深い意味が込められているのだろうか?
窓辺に佇む「男性」の正体は?
ちなみに、この廊下でのワンシーンを収めた写真に続き、テイラーは、都会のオフィスの一室で窓から外を眺める男性の背中にズームインする映像を公開。
この人物が一体誰なのか、そして映像を通じてどんなストーリーが語られるのか、すべては「The Man」のMVの公開をもって明かされる。
テイラーは、MVの公開1時間前に、同作のコンセプトについて説明し、ファンたちの疑問に答えるカウントダウン・セッションをYouTubeの公式チャンネルを通じて行なう。(フロントロウ編集部)