リアーナ、10年後のライフスタイルを予測
シンガーのリアーナは、第9作目となるアルバムの制作に目下取り組みながら、コスメブランドのフェンティ・ビューティー(Fenty Beauty)やランジェリーブランドのサヴェ―ジ×フェンティ・バイ・リアーナ(SAVAGE XFENTY BY RIHANNA)、そしてハイファッションブランドのフェンティ(FENTY)といったビジネスの舵を取る実業家としても活躍。
もう何年も多忙を極め、猛スピードで時間が過ぎていくような生活を続けているリアーナだが、2月に32歳を迎えた彼女は、将来的には現在のような生活はしていたくないと考えているよう。
英Vogueとのインタビューの中で、「32歳になってから、人生って短いものなんだなって痛感してる」と語ったリアーナは、「小さなことに時間を割いている精神的な余裕がないんだよね。やる事がいっぱいありすぎて、不要なもの切り捨てていくしかない。自分がいっぱいいっぱいになってるのも分かってる。もう、白黒はっきりつけることしかできなくて、グレーの曖昧な部分に関してはスイッチをオフにしちゃってる感じ」と、現在の自分の忙しすぎるライフスタイルに疑問を感じ始めていると本音を吐露。
さらに、10年後には、家庭を持ち、もっとスローペースで人生を生きたいと、自身が思い描く未来予想図を口にした。
「違う人生を生きていたいな。10年後って言ったら、私、42歳だよ! その頃には、だいぶ年季が入ってるよね…子供は欲しいな。3~4人くらい」。
子供を持つのに結婚・パートナーは必要ではない
以前から母になりたいという願望を持っていることを公言しており、約3年半にわたって交際を続けたサウジアラビア人ビジネスマンのハッサン・ジャミールとは、結婚して家庭を持つことを視野に入れていたことを遠まわしに明かしていたリアーナ。
結局、ハッサンとは、長期間にわたった遠距離恋愛を実らせることはなく、2020年の1月末に2人の破局が判明したが、リアーナの母親になりたいという想いは、まったく消えていないよう。
むしろ、結婚よりも家庭を持つことのほうに強く興味を持っている様子のリアーナは、子育てをするうえで、必ずしもパートナーが必要だとは考えていないと英Vogueにこうも語った。
「社会は私に『ああ、間違えちゃった…』って感じて欲しがっているような気がする。世間は、もし子供たちの人生に父親という存在がいなかったら、まるで母親失格みたいな扱いをするでしょ。でも、重要なのは幸せかどうかってことだけだと思うんだよね。親子の健全な関係において大事なのは、それだけなんじゃないかな。本当に子供を育てるものは、愛だけだと思うんだけど」
子供と親の両方が幸せでいることが最も大切だと信じていると話し、それさえ遵守できれば、シングルマザーとなることも辞さないと示唆したリアーナ。
このような持論を持てるのは、裕福で周囲に助けてくれる人がたくさんいるセレブならではで、実際にはそんなに甘くないと考える人も多いかもしれないが、彼女が言う「重要なのは幸せかどうか」という、ごくシンプルで根本的な観点には、一度すべての人が立ち戻ってみるべきなのかもしれない。(フロントロウ編集部)