アリアナ・グランデがリピート指名するタトゥーアーティスト
シンガーのアリアナ・グランデは、大きなものから小さなものまで合計すると全身に50個以上ものタトゥーを入れているというタトゥーマニア。そんな彼女が近年、何度もリピート指名しているのが、ニューヨークを拠点に活動するタトゥーアーティストの「Girl Kew York(ガール・ニュー・ヨーク)」ことミラ・マリア。
アリアナの腕に入っている、お気に入りジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主人公の「千尋」をモチーフにしたタトゥーや、2017年5月に英マンチェスターで行なわれたアリアナのライブ会場で起きた爆破テロ事件を追悼する「蜂」のタトゥー、そして、最愛の祖母マージョリーと一緒に入れた「太陽と月」のタトゥーなどはミラによるもの。
一筆書きタッチの繊細でロマンチックなデザインを得意とするミラは、ニューヨークの女性たちを中心に大人気となっている。
「2週間で消えるタトゥー」が発売
そんなミラが、カナダ発の2週間で消えるタトゥー、inkbox(インクボックス)とのコラボで、新型コロナウイルスで食糧に困窮する人々を支援するためのチャリティコレクションを発表した。
Inkboxは、2週間で消えるオーガニックタトゥー。特許取得済みのフォーミュラを肌表面層に浸透させることで、オーガニックの成分が反応し、肌を黒/紺色に変色させる。インクはすべて自然な原料で作られているので、安全、安心に楽しむことができる。
外出自粛中の“おうち時間”をロマンチックに表現したというタトゥーには、グッチ(Gucci)のモノグラム柄風のマスクを着用した女性や、タオルを巻いた女性が「Stay Home(ステイ・ホーム)」とコメントするイラスト、除菌用洗剤ライソルを持つ手、そして、アリアナが愛犬のトゥールーズと一緒に表紙を飾った米Vogueのイラストを含む朝のルーティーンを表現したイラストといった、新型コロナ禍にちなんだモチーフがずらり。
このコレクションはアメリカとカナダのinkboxの公式オンラインストアで1デザインあたり16~20ドル(約1700円~2,100円)で販売。2ドルずつがミラが拠点とするニューヨークのフードバンクに寄付される。
アメリカとカナダのinkboxのオンラインストアでは、日本を含む海外への発送も行っているが、パンデミックの影響で出荷・発送時期には通常よりも遅れが出る可能性が高い。
inxboxの日本の販売元であるinkbox japanでは、ミラがデザインしたコレクションは販売されていないが、同社は新型コロナウイルス感染症と闘い続けている国内・海外の医療関係機関への支援として、4月13日から30日間、売上の10%を国際NGO団体のAAR Japanに寄付するという取り組みを行なった。(フロントロウ編集部)