シンガーのアリアナ・グランデが2017年5月にイギリス・マンチェスターで発生した自身のコンサート会場でのテロ爆破事件を追悼し、新たなタトゥーを体に刻んだ。

 2017年5月22日、アリアナが世界ツアー公演を行った直後のコンサート会場で、死者23名、負傷者50名以上を出す自爆テロ事件が発生した。幼い子どもを含むたくさんの罪の無い命が犠牲となり、人々の心に大きな傷跡を残した同事件の被害者たちへの追悼メッセージとして、1周忌となった今週、自身のSNSを通じて、今でも事件のことを「日々を思っています」と投稿していたアリアナが新たなアクションを起こした。

 アリアナは、この事件を一生忘れないためにと、1匹の“蜂(はち)”をモチーフにした小さなタトゥーを左耳の後ろに彫り、「Forever(永遠に)」という言葉とともに、その写真をインスタグラムで公開。

forever ☁️

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 蜂のモチーフは、もともとは、18世紀にマンチェスター市民たちが「知恵を持ち寄り、協力し合う」という意味を込めて街のシンボルとして選定したもの。しかし、2017年の爆破テロ以降は、事件の犠牲者たちへの支援の意味も併せもつものに。追悼の意を込めて蜂をモチーフにしたタトゥーを入れる人たちが続出している。

 4月にリリースした楽曲「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」のMVのワンシーンにも1匹の蜂を忍ばせており、ひそかに被害者たちを追悼していたアリアナ。

画像: MVの最後のシーンに紛れ込んだ「蜂」。©Youtube VEVO/ Ariana Grande

MVの最後のシーンに紛れ込んだ「蜂」。©Youtube VEVO/ Ariana Grande

 彼女の度重なる犠牲者たちへの想いに、マンチェスター市民だけでなく、世界中のファンたちが心を打たれている。

 アリアナのタトゥーを手がけたのは、ニューヨークを拠点に活動する女性タトゥー・アーティストのミラ・マリア。線画風の繊細なタトゥーを得意としている彼女の作品とあり、アリアナの蜂のタトゥーも女性らしくやわらかいイメージとなっている。

画像: アリアナが入れたタトゥーの拡大図。©Ariana Grande/ Instagram

アリアナが入れたタトゥーの拡大図。©Ariana Grande/ Instagram

 ちなみに、アリアナはつい先日も、左手の中指に「雲」のような形をしたタトゥーを新しく入れており、最近になり熱愛説が浮上しているコメディアンのピート・デヴィッドソンとおそろいなのではないかとウワサになっている。

  

(フロントロウ編集部)

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