シーアが息子2人の母親に
前髪が顎まで長いウィッグを被り、顔を見せないでパフォーマンスをすることで有名なシンガーのシーアが、18歳の男の子2人を養子として迎え入れていたことを明らかにした。
オーストラリア出身のシーアは、1997年に渡英してイギリスで生活していたけれど、そこで当時の恋人を交通事故で亡くしている。その後、ドキュメンタリー監督のエリック・アンダース・ラングと2014年結婚したが、2016年に離婚しており、子供はいない。
去年、養子を迎える準備をしていることを明らかに
シーアに養子を迎えたい気持ちがあると明らかになったのは、2019年5月。アメリカのテレビ番組『Foster(原題)』で特集されていた児童養護施設に住む16歳の少年ダサニに心を動かされたシーアは、現在は消されているけれど、ツイッター上で「HBOの『Foster』に出ていたダサニ!あなたを養子として迎え入れたいの。今、あなたと連絡を取ろうと思っていて、私の家の(受け入れに適しているかの)チェックを終わらせようとしているところ。とにかく、あなたに知っていてほしいのは、あなたの家はここにあるってこと」とメッセージを公開していた。
しかし、養子を迎えるというのはデリケートな話。その後このニュースに関しての続報はなかったけれど、このたびシーアが、『The Morning Mash Up(原題)』のなかで現在の家族の様子について話した。
「じつは、2人の息子を去年迎えたの。18歳だったけど、今は2人とも19歳になった。年齢が里親制度の対象から外れるところだったからね。2人を愛してるよ」
シーアが養子縁組と聞くと、前述のダサニを迎えたのかと思うファンも多いけれど、シーアによると養子となったのは18歳の子が2人ということなので、別の子の可能性が高いと見られる。
新しい家族で生活をしている
じつはシーアは、2020年1月に米GQのインタビューで友人のDJディプロについて聞かれた際に、「私は残りの人生をシングルでいることに決めたし、息子を1人迎えたばかりだから、恋愛にかけてる時間はないんだ」と彼に話したことを明かしていた。しかしそれ以上に新しい家族について深く話すことはなかったけれど、今回ついに口を開いた。
家族として新しいスタートをきった数ヵ月後に、新型コロナウイルスの影響によってみんなでずっと家にいなければいけなくなってしまったシーア家だけれど、なんとかうまくやっているよう。
「外出自粛はすごく厳しいみたい。2人のうち1人は余計に。でも、自分のためになることをしてるのが、すごく助けになってるみたい。勉強をすごくしてるし、それは彼らのためになるよね」
チャリティ活動に熱心なシーア
シーアは元々チャリティ活動に非常に熱心で、2017年に発表した「フリー・ミー」の売り上げは全額、エイズワクチンの研究を行なう団体に寄付。また、これまで様々な企業に人助けを呼びかけており、大手ピザチェーンのピザハットにホームレスの人々へピザを寄付するよう依頼したり、アメリカを大寒波が襲った際に、代金は自分が払うとして、ホームレスの人々を受け入れるよう呼びかけた。
また、犬や猫の保護活動を行なう団体を長年支援し、自身もシェルターから引き取ってきた犬3匹を飼っている。そしてそんな1人+3匹の家族に、息子2人が加わり、3人+3匹で新たな家族生活を送っている。(フロントロウ編集部)