Photo:ゲッティイメージズ、スプラッシュ/アフロ、YouTube
シンガーのビリー・アイリッシュが、自身のコンサートで流していた、ダボダボの服を1枚ずつ脱いでいく動画を公開。この動画に込められたメッセージとは?(フロントロウ編集部)

ビリーが公開した動画とは?

 ビリー・アイリッシュは、17歳の頃にリリースしたデビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』が世界中で大ヒットし、2020年に行なわれた第62回グラミー賞授賞式では、史上最年少、女性として初めて最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀新人賞、最優秀楽曲賞の主要4部門の全てを受賞し、それに加え最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムを獲得。

画像1: ビリーが公開した動画とは?

 ビリーはデビューアルバムを引っさげてワールドツアーを行なっていたけれど、先日新型コロナウイルスのため2020年に予定されていた全ての公演の延期を発表。そして今回ツアー会場でしか見ることが出来なかった、ある動画を公開。

 公開された動画は、ビリーの代名詞ともいえるダボダボの服を1枚ずつ脱ぎ、最終的には下着姿になるというもので、コンサート会場でこの映像を見た観客たちは一瞬言葉を失ったと言われるほど。「NOT MY RESPONSIBILITY (私の責任ではない)」と名づけられた動画で、ビリーが語りかけていることはこちら。

「私のこと知っている?ほんとに?あなたには意見がある。私の考え、私の音楽、私の服、私の身体に対して。私の着ている服を嫌いな人がいる。褒める人もいる。それを他人を傷つけるために使う人もいるし、私を傷つけるために使う人もいる。でも、私は見られている。いつも。人の目にさらされないものは何もない。だから私はあなたの視線、あなたの不安、あなたの安堵のため息、それを気にしながら生きていくことになれば、もう動くことができなくなる。私に小さくなってほしい?それとも弱くなってほしい? 柔らかく?背が高く?私に黙ってほしい? 私、肩で挑発している?それとも胸で?あとお腹?お尻?私が生まれてきた身体はあなたが望むものではなの?もし私が着心地いい服を着ていたら私は女ではなの?露出したら尻軽なの?あなたは私の身体を見たことがないのにいまだに批判する。そして決めつける。どうして?私たちは人のことをあれこれ推測する。ボディサイズで勝手に決めつける。どんな価値がある人かを決めつける。私がたくさん着たら、私が露出したら 、誰が私のことを決めるの?それってどういうこと?私の価値はあなたがどう思うかで決まるの?それとも、私に対するあなたの意見なんて私の責任ではない?」

 ビリーは、常日頃から現代社会に根強く残るボディ・シェイミング(体形批判)に異論を唱えており、ダボっとした服ばかり着るのは「みんなに自分のすべてを知られたくないから」と言い続けてきた。

画像2: ビリーが公開した動画とは?

 カルバン・クラインのプロモーション動画でも「みんなに自分のすべてを知られたくない。だから、いつもぶかぶかのダボッとした服を着ている。この服の下に何が隠れているのか知らないかぎり、誰かに何か言われることはないでしょ?誰も『(彼女は)やせてる』『太ってる』『やせてない』『太ってない』『お尻がある』『お尻がない』とは言えない。そのことについて何も知らなければ、誰も何も言ってこない」と語り、自分の体が好奇の目にさらされているため、それを自分で守っているということを明かしたビリー

 そんなビリーが今回、ボディ・シェイミングや、誰かの価値を着ているものや体形で推しはかるのはそろそろ終わりにしようと下着姿になって訴えかけたこの動画を一般公開し、コンサート会場に集まったファンだけでなく世界中に向けて問題を提起した。(フロントロウ編集部)

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