ルビー・ローズが『バットウーマン』を電撃降板
米放送局CW制作のDCコミックスドラマ『バットウーマン』から、主人公ケイト・ケインを演じたルビー・ローズがいなくなる。そう発表され1週間以上が経った。『バットウーマン』は2019年10月に放送がスタートし、DCコミックスとしては初となるLGBTQ+が主人公のドラマとして大きな反響を得て、すでにシーズン2の制作も決定していた。
しかし、ルビーは「私は来季バットウーマンに戻らないという非常に難しい決断をした」「バンクーバーとロサンゼルスの両方で、このショーにかかわっているキャスト、スタッフ、そして全員に最大の敬意を払っているので、これは軽率に決めたことではありません」と米メディアに向けた声明で電撃降板することを発表。その後、インスタグラムは更新するも、『バットウーマン』については沈黙を貫いてきたルビーが、ついに自身のインスタグラムで『バッドウーマン』について投稿した。
「知っている人は知っている」と意味深発言
ルビーはこれまでの『バットウーマン』のシーンが寄せ集められた動画に、「この旅についてきてくれてみんなありがとう。もしついてきてくれたみんなをタグづけするなら、1000個くらいタグをつけなきゃいけなくなる 。でも、キャストをはじめ、クルー、プロデューサーたち、そしてスタジオにありがとう。これは簡単な決断じゃなかったけれど、知っている人は知っている…。みんなに感謝せずにはいられなかったし、これが、テレビや私たちのコミュニティにとっていかに大きいことだったかも伝えたい。今は自分の選択で沈黙を貫いているけれど、みんなのことを敬愛していることだけはわかって。次のシーズンも素晴らしいものが出来ると思っている。(バットウーマンが身につけていた)カウルとケープをかけておく」とコメントをつけて自身のインスタグラムにアップした。
ルビーの降板は、「彼女の健康や怪我とは何の関係もない」と関係者が米Varietyに明かしており、『バットウーマン』の主役を演じるにあたり、長い時間拘束されることに不満を抱いており、それにより撮影現場で摩擦が生じたため、自ら降板したと報じられている。
ルビーの後を継ぐバットウーマンは、まだ決定していないけれど、スタジオ、ネットワークそして、※バーランティ・プロダクションは「数ヵ月以内にLGBTQコミュニティの主演女優とメンバーを募集する」と発表している。(フロントロウ編集部)
※『バットウーマン』を手がけている、DCコミック原作の実写ドラマを複数抱えているプロダクション。