『007／ノータイム・トゥ・ダイ』、ヘンリー王子夫妻にプレミア参加を打診
人気スパイ映画『007』の最新作『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の制作陣が、11月の公開に先立って行なわれる同作のロサンゼルスプレミアにヘンリー王子＆メーガン妃夫妻のへの参加を熱望していると、英Expressが報じている。
主演のダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を務める最後の作品となるシリーズ25作目の『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、2019年に公開予定だったが、当初、監督を務める予定だったダニー・ボイルと制作陣がクリエイティブ面の意見の相違により衝突。その後、キャリー・フクナガに監督が交代し、2020年4月にイギリスを皮切りに全世界で公開されるはずだったが、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大を受け、約7カ月後ろ倒しにした11月に公開が延期された。
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イギリスでは11月12日、そしてアメリカでは11月25日に公開される『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』。
公開が当初の予定より大幅に遅れてしまったことから、制作陣は何としてもついに漕ぎつけたプレミアを是非とも盛大に行いたいと考えているが、そこで白羽の矢が立ったのが、3月末でイギリス王室の主要王族を退きヘンリー王子とメーガン妃夫妻。
知名度や話題性の高い2人をレッドカーペットに招聘することで、作品への注目度をさらにプッシュしたいという思いから、プロデューサーたちは、現在は活動の地をロサンゼルスへと移している夫妻をハリウッドで行なわれるプレミアに招こうと躍起になっているという。
ヘンリー王子夫妻のプレミア参加承諾で浮上する「気まずい疑問」
ヘンリー王子とメーガン妃のロサンゼルスプレミア参加は、まだ決定していないが、もしも2人が招聘に応じたとすると、ここでひとつ、“気まずい問題”が生じる可能性があると関係者が懸念している。
それは、もしヘンリー王子とメーガン妃がロサンゼルスプレミアに参加するとなると、その1週間前に行なわれるロンドンプレミアに、2人との不和がウワサされる、ヘンリー王子の兄ウィリアム王子とその妻のキャサリン妃が参加する可能性が立ち消えになるのではないかということ。
Expressの報道によると、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の制作陣は、ウィリアム王子とキャサリン妃にもプレミアへの参加を打診しようと考えているというが、関係者は、「（『007』の制作陣は）ハリウッドプレミアにはヘンリー王子とメーガン妃を主賓として招きたいと合図を出しました。しかし、それにより、ウィリアム王子とキャサリン妃のロンドンプレミア出席に関して興味深い疑問が浮上します」とコメント。
そもそもロンドンとロサンゼルスのプレミアは、場所も日時も異なるので、もし両夫妻が出席したとしてもまったく問題は無さそうだが、この関係者は、どちらかが参加を承諾したら、一方は参加を辞退する可能性が高いと見ており、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』のプレミアへの参加・不参加をめぐってヘンリー王子夫妻とウィリアム王子夫妻の4人の関係に新たな不和が生じるきっかけになるのではないかと不安視している。
英王室とゆかりが深い『007』
『007』シリーズはイギリス王室とのゆかりが深い作品。とくにエリザベス女王は、ダニエルの大ファンであると伝えられており、2012年に行なわれたロンドン・オリンピックの開会式ではダニエル演じるジェームズ・ボンドとともに空から登場するという演出も取り入れられた。
エリザベス女王の息子、チャールズ皇太子もシリーズの大ファン。『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の制作陣がチャールズ皇太子にカメオ出演を依頼したというニュースも伝えられた。
2019年6月、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影セットを訪れ、主演のダニエル、フクナガ監督、M役のレイフ・ファインズと談笑するチャールズ皇太子。
2015年に公開された前作の『007 スペクター』のロンドンプレミアには、当時まだ独身だったヘンリー王子が、ウィリアム王子＆キャサリン妃とともに登場したことで話題となったが、はたして最新作のプレミアには、ロイヤルファミリーの参加は叶うのか？
2015年、『007スペクター』のロンドンプレミアに登場したヘンリー王子、キャサリン妃、ウィリアム王子。
『007／ノータイム・トゥ・ダイ』は、日本ではアメリカよりも早い11月20日(金)に公開がスタート。主題歌は史上最年少でグラミー賞主要4部門制覇を達成したシンガーのビリー・アイリッシュが手がける。
（フロントロウ編集部）
