デビュー前から熱狂的なジャスティン・ビーバー・ファンだったことで知られるシンガーのビリー・アイリッシュ。彼女の“ジャスティン愛”がどれほど強かったのか、ビリーの両親たちが過去のエピソードを振り返った。(フロントロウ編集部)

“ジャスティン・ビーバー愛”が強すぎて両親が心配

 18歳の若さで音楽界最高峰のアワードであるグラミー賞の主要部門4冠に輝き、ティーンを中心にカリスマ的な人気を誇っているシンガーのビリー・アイリッシュといえば、これまでにも幾度にもわたって“ビリーバー”(※1)であることを公言してきた筋金入りのジャスティン・ビーバーファン。

※1 ジャスティンのファンの愛称。

 2019年4月に開催されたアメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ミュージック・フェスティバル」でジャスティンと待望の初対面を果たしたビリーは、以来、ジャスティンに妹分として可愛がられる存在となり、7月には自身のヒット曲「バッド・ガイ」にジャスティンが参加したリミックスバージョンをリリースした。

 ジャスティンとコラボを果たした「バッド・ガイ」のカバーアートには、ジャスティンのポスターが貼られまくった自宅の部屋でのショットを採用していたビリー。

 この当時のビリーのジャスティンへの“お熱ぶり”について、ビリーの母マギーが、ビリーが父パトリックと一緒に出演しているApple Musicのラジオ番組『me & dad radio(ミー・アンド・ダッド・レディオ)』で明かした。

 ジャスティンの楽曲を聴くとエモーショナルになってしまっていたというビリー。

 マギーいわく、ジャスティンが2012年にリリースした「アズ・ロング・アズ・ユー・ラブ・ミー(As Long As You Love Me)」は、とくにビリーのハートを揺さぶっていたといい、ビリーはこの曲を聴くたびに涙していたのだとか。

 ガチのビリーバーだった頃のビリーについて、マギーはこんな風に語っている。

 「ビリーをダンス教室に送りながら、車の中でこの曲を聴くと、ビリーは必ず泣いてた。帰り道でもまた聴いて、泣いて。この曲かマリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズ(※2)のどちらかを聴いては泣いてたね。それだけじゃない。ジャスティン・ビーバーに関してはなんでも、どんな曲でも…でも、この曲についてはよく覚えてる。ミュージックビデオもね。ビリーは私にビデオについて話していて、もうすぐ公開されるって大興奮しながら、もう大号泣してたよね。ビリーがジャスティンが大好きな事は周知の事実だと思うけど、この曲の影響は本当に大きかった」

※2 ウェールズ出身の女性シンガー・ソングライター。「プリマドンナ」などのヒット曲で知られる。現在は、ファーストネームのみの「マリーナ(MARINA)」に改名している。


「セラピーに連れて行こうかと…」

 マギーによる、今となっては、ちょっと恥ずかしい暴露話に照れ臭そうに笑いながらも、「確かに、この曲のMVを見ては泣いてた」と昔の自分のガチ・ビリーバーぶりを認め、ジャスティンの「アズ・ロング・アズ・ユー・ラブ・ミー」を流していたビリー。

 一緒に曲を聴いていたマギーの口からは、こんなひと言も。「あなたがあまりにもジャスティン・ビーバーのことで痛みを感じているようだったから、あなたをセラピーに連れて行ったほうがいいかもって考えたこともあったんだからね」。

 ビリーは、「ははは、マジで!? 私のビリーバーぶりのせいで、セラピーに連れて行こうかって話し合ってたの?」と笑っていたけれど、当時のビリーはそれほどジャスティンに心酔していたということのよう。

画像: 左から:ビリー、兄のフィネアス・オコネル、父パトリック、母マギー。

左から:ビリー、兄のフィネアス・オコネル、父パトリック、母マギー。

 今ではビリーも、かつて彼女がジャスティンを崇拝していたように、ファンたちから崇められる存在に。

 そんなビリーについて、ジャスティンは、以前、インタビューで「(ビリーにとって)良い例でありたいと思ったよ。彼女を守らなくちゃって思った」、「彼女には(正気を)失って欲しくないし、僕が経験したような目には遭って欲しくない」と彼女をスターとしての人生に付随するあらゆるしがらみから“守りたい”と語り男泣き。その様子を見たビリーも、もらい泣きをするという相思相愛ぶりをみせていた。


ビリーとジャスティンの現在の関係は?

 最近では、セレブに対する告発が相次ぐなか、「もし私がみんなを虐待した人をフォローしているとしたらDMをちょうだい、フォローを外すから。みんなをサポートするよ」と投稿し、その後、それまでフォローしていたアカウントをすべてアンフォローしたビリー。そのなかには、2人の女性を名乗るアカウントから性的虐待を受けたと告発された(※3)ジャスティンも含まれていた。

※3 ジャスティンは性的虐待の事実は無いと証拠を提示して主張するとともに、この匿名アカウントの運営者に22億円の損害賠償を請求するという法的手段に出ている。

 今回の『me & dad radio』がいつ収録されたものかは不明だが、フォロー外し後に公開されたエピソードの中で、ビリーが両親とそろってジャスティンをポジティブに話題にしたということは、彼女とジャスティンの関係は、とくに悪化してしまったというわけではなさそう。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.